時代やテクノロジーが変わっても、僕はずっとここで待っている

- 2019/03/01 カンドーミュージック
平成終了のカウントダウンが始まりました。
思えばこの30年、
もしくは私が学校を卒業してからの35年を振り返りますと、
ドラスティックに変化したものが沢山あります。
携帯電話の進化
代表的なものは電話。
私が幼少の頃、東京の下町には電話の無い家が結構ありました。
それが各家庭に黒電話が設置され、ダイヤル式がプッシュボタン式になり、
私が社会人1年生の時に大型の携帯電話が登場。
あっと言う間に小型化し、現在はスマートフォンが主流になり、
家庭電話がどんどん姿を消しています。
しかもスマートフォンは電話としての機能よりも他の要素が圧倒的です。
インターネットやSNSの発達により、世界と繋がるツールとして活用され、
その台頭によって家庭用のパソコンが減少しています。
更にスマートフォンは音楽を聴くハードとしても活用されています。
音楽業界もこの35年でドラスティックに変化しました。まずレコードが減少しました。
車ではお馴染みだったカセットテープも最近では知らない人がいます。
レコードに取って代わったCDも今や必須アイテムとは言えません。
DAT、MDはどこに行ったのでしょう。
音楽はパッケージで購入するものではなくなり、ダウンロードするものになりました。
街のレコード店はどんどん姿を消しています。
この曲は今から30年前の作品です。私は当時、CDで聴きました。
CD以外で、既に携帯電話は存在していましたが、
まさか電話で、しかもこれほど高い音質で聴くことになるなど思いもせずに聴いていました。
RICHARD MARX【Right Here Waiting 】
アメリカのシンガー、リチャード・マークスの最大のヒット曲である【Right Here Waiting 】は、
彼が当時交際していた女優、ミュージカル映画『ザナドゥ』や『フラッシュダンス』などに出演したシンシア・ローズへのラブレターに曲をつけたもの。
この大ヒットにより、めでたく2人は結婚しました。
CDでもスマートフォンでも構いません。
テクノロジーは変化してもこの曲の美しいピアノのイントロ、優しいメロディは永遠に変わりません。
この曲の歌詞が私達に語りかけます。
『君がどこに行こうとも 君が何をしようとも 僕は君を待っているから』