【車の小キズ】ちょっとしたものは自分で直せる!?

- 2018/06/22 カンドーメンテナンス, タッチアップ
キーで引っかいたり、隣の車のドアが少し当たったり、枝でひっかいたり・・・
膝のあざぐらい、知らぬ間についているボディの小キズ。
そんな小キズを自分で直しすことができます!
今回は自分でできる簡単なボディ補修の方法をご紹介します。
目次
【車の小キズ】ちょっとしたものは自分で直せる!?
ちょっとしたボディのキズは気にならない方も多いのではないでしょうか?
直すのが面倒だったり、それだけで板金屋さんにもっていくのももったいないし・・・
実は放置しておくとサビの危険があります!
車のボディは鉄板の上に下塗り→中塗り→上塗り→クリア層と重ね塗りがしてあり、
塗装面だけのキズならある程度大丈夫ですが、鉄板まで達する深いキズは要注意です。
そこからサビが発生して、塗装面の下で広がってしまう事も・・・
見た目が小さくても、キズが深い場合は、できるだけ早くケアした方は良いです!
小さなキズならタッチアップペンが便利!
ホームセンターなどで売っているタッチアップペン、キズに添って筆で塗るだけで簡単に補修できます。
ペンを買う時は、車のメーカー名、車種、年式、カラー名、カラーナンバーを控えて行きましょう。
カラーナンバーは、車の型式表示プレートで確認できます。
型式表示プレートはエンジンルームやドアとボディの間、運転席の下部などにあるのでそこで確認する事ができます。
タッチアップペンの前に下準備が大切
鉄板まで達するキズの場合ですが、
まずキズの中のサビや汚れを補修用のサンドペーパーで取る必要があります。
①サンドペーパーでサビを取る
サンドペーパーは折り曲げて、キズ以外のところをこすらないように注意しましよう。
②コンパウンドで磨く
スポンジやウエスにコンパウンドを塗り、表面が滑らかになるように小範囲を磨いていきます。
③シリコンオフスプレー
キズの表面にシリコンオフスプレーをかけ、乾かないうちに乾いたウエスで拭き取ります。
ここでシリコンオフ(脱脂)をしないと、車のワックスでペイントが剥がれてしまうことがあるので注意です。
余計なところに塗料が付かないよう、キズに沿ってマスキングテープを貼りましょう!
【下準備完了】タッチアップペンの出番!
下準備が済んだらいよいよタッチアップペンです。
①塗装
タッチアップペンの筆で、キズの溝を埋めるつもりで色を塗ります。
②乾燥
塗った後に20分間乾燥させましょう。
③塗る→乾燥
塗料がやや盛り上がった状態になるまで、塗る→乾燥を2~3回繰り返します。
④マスキングテープを剥がす
最後に1時間放置した後、マスキングテープをゆっくり剥がします。
⑤じっくり乾燥
そのまま1週間、じっくり乾燥させる
【最重要】タッチアップペン後の仕上げ
①1週間後
補修部分に再度シリコンオフスプレーをかけてふき取ります。
②マスキング
盛り上がった塗料の高さに合わせ、塗料に沿ってマスキングテープを2~3枚重ね貼りします。
③平らに磨く
耐水性のサンドペーパーに水を付け、表面が平らになるようにします。
力を入れずに研磨しましょう!
円を描かず、縦横斜めと直線的に往復させて磨くとキレイに仕上がります。
④研磨
平らになったら、マスキングテープを1枚ずつ剥がして更に研磨します。
⑤サンドペーパーでこする
マスキングテープを全部剥がしたら、目の細かいサンドペーパーで軽くこすります。
⑥コンパウンド
サンドペーパーの後は細目コンパウンドをウエスに付けて磨いてください。
⑦更にコンパウンド!
最後に極細用コンパウンドで磨いて仕上げます!
【補足】広いキズはスプレータイプで!
塀にこすった時のようにキズが広範囲の場合は、スプレータイプのタッチアップペンが便利です。
手順は同じですが、スプレーが掛らないように、マスキングは新聞紙などを使って広範囲にカバーしてください。
最後に
ボディ補修の手順に近道はありません。
とにかく根気よく、丁寧にがコツです。
めんどうがらず、愛情をもって仕上げてあげて下さいね。
愛車のキズが直せるともっと愛着が湧いてきます!