お子さんやお孫さんが生まれた方に、お祝いの曲として

- 2018/06/05 カンドーミュージック
森山良子さんが作詞、あのBEGINが曲を書いて大ヒットした『涙そうそう』は、
森山良子さんが、急逝されたお兄さんのことを想って作られた曲です。
『涙そうそう』とは、涙がはらはらとこぼれ落ちる、と言う意味の沖縄の言葉です。
古謝美佐子【童神(わらびがみ)】
沖縄のベテランシンガー、古謝美佐子(こじゃみさこ)さんは、9歳でレコードデビュー。
1990年に、女性4人グループ『ネーネーズ』を結成。
メジャーデビューも果たし、それまで、南の島の民族音楽だった沖縄音楽を、全国規模へと広めました。
1995年からはソロ活動を開始。
1997年、初孫の誕生を前に彼女が書いた【童神(わらびがみ)】は、沖縄本島のみならず、西表島、石垣島や宮古島など、海を超えて拡散し、愛され、様々なアーティストによってカヴァーされました。
それこそ宮古島ではありとあらゆるアーティストがカヴァーしています。
連続ドラマ『ちゅらさん』
更にこの曲は、2001年9月に放送されたNHK朝の連続ドラマ『ちゅらさん』の中で使用され、
全国に知られることとなりました。
オリジナルである古謝さんのウチナーグチ(沖縄言葉)に対して、あの夏川りみさんや島袋寛子さんはヤマトグチでカヴァーしています。曲の内容はこの世に生を受けたお孫さんに対する古謝さんの愛情が溢れています。
天からの恵、受けてこの世界に生まれたる産子
(天からの恵みを受けてこの世界に生まれた愛しい子)
サビでは赤ちゃんをあやす、独特な言葉が繰り返されます。
イラヨーヘイ イラヨーホイ イラヨー愛(かな)し思産子 (うみなしぐゎ)
泣くなよーや ヘイヨーヘイヨー
太陽(てぃだ)ぬ光(ふぃかり)受きてぃ
ゆういりよーや ヘイヨーヘイヨー
勝(マサ)さあてぃ 給(たぼ)り
(愛しい我が子、泣くんじゃないよ、太陽の光を受けてどうか良い子に、
どうか何事もなく育ってね。)
おそらくは世界中のお母さんが、我が子誕生、もしくはお孫さん誕生の際に願う、まさに祈りを込めた歌と言えるでしょう。
古謝さんのライヴでこの歌が歌われると、ほとんど条件反射的に、私は『涙そうそう』状態となります。
自分でも何故かは判りません。ただ、はらはらと涙が頰をつたうのです