スケボーは道路交通法違反になるの!?キーワードは「ひんぱんな」

2020年東京オリンピック正式種目として注目されているスケボー。
XGAMESをご存知でしょうか?スケボーをはじめ、BMX、モトクロスなど様々な種類のエクストリームスポーツを競う大会で、全世界でテレビ放送もされるほどの人気です。
エクストリームスポーツの祭典とも呼ばれ、X GAMESに出るには実力だけでなく人気も兼ね備えていないとならない為、出場するだけでも厳しい審査があります。
このXGAMESのスケボーで日本人2人が金メダルを獲得しました。芝田元選手と西村碧莉選手です。
アメリカ発祥のスケボーで日本人が優勝するのは本当にすごい!というかすごいを通り越してます!!
オリンピックに向けてブームが来そうです。
道路交通法第76条4項3号
スケボーが日常的に行われる場所としては、パークと呼ばれる専用の場所や人が少ない公園、高架下のコンクリートなど、滑るのに適した場所と人に迷惑が掛からなければプレイは可能です。
では、「公道」で滑るのはどうだろうか。最近では「スケボー通勤」で会社や学校に行く人もいたりします。
もちろんスケボーは4本のウィール(タイヤ)で走行します。これは車両に入るのか。それも気になります。
今回は公道で走ると道路交通法に触れてしまうのかを調べました。
道路交通法第76条4項3号
実際に調べると驚くべき内容が書いてありました。
“道路交通法第76条第4項(道路における禁止行為等)
何人も、次の各号に掲げる行為は、してはならない。(該当項目のみ)
二 道路において、交通の妨害となるような方法で寝そべり、すわり、しやがみ、又は立ちどまっていること。
三 交通のひんぱんな道路において、球戯をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為をすること。
七 前各号に掲げるもののほか、道路又は交通の状況により、公安委員会が、道路における交通の危険を生じさせ、又は著しく交通の妨害となるおそれがあると認めて定めた行為”
「交通のひんぱんな道路」
この3つ目が「スケボー」に該当するとされております。
「交通のひんぱんな道路」とはどのような道路なのか??
人が多いの!?車の往来が激しいの!?この部分ははっきり言って匙加減じゃないのか。
実際に事故も起きている。
タクシーとスケボーによる交通事故が発生した事例があり、これは100%スケボー側の過失になりました。「交通のひんぱんな道路」でのスケボーが過失を招いたのです。
つまり、人が多く・車の多い場所では絶対に滑らないでください。この「ひんぱんな」にあてはまるケースが非常に多いです。
しかし、時間帯によってはケースバイケースです。
朝・昼間は交通量・人の往来が激しい道路が、深夜は全くなくなる場合。この時間はひんぱんな道路に該当しない場合があります。
一番安心なのは、パークや人のいないコンクリートの場所です。普通に道でやっていると通報される場合がありますので要注意です!