タイヤのパンクは危険!高速道路でパンクしたら・・・

- 2017/06/01 カンドーメンテナンス, タイヤ
車のタイヤがパンクした事はあるでしょうか。
長年愛車を運転しているドライバーの方は経験が多いかもしれません。なぜなら、自動車のトラブルに関する割合で3割はタイヤのパンクによるものだからです。
車のタイヤに釘などの異物が刺さったり、著しく摩耗したタイヤを使用し続けることでタイヤの空気が抜けてしまうことが原因でパンクが起こります。
実際にパンクがどれだけ危険であるのかをお伝えしたいと思います。
高速道路でのタイヤのパンク
まず、パンクにも種類があり、ゆっくりタイヤの空気が抜けていくパンクをスローパンク、タイヤが破裂して一気に空気が抜けてしまうことをバーストといいます。高速道路での走行はタイヤにかかる負担が大きいので、バーストと呼ばれるパンクの発生率が高いです。空気圧が低下しているとタイヤの変形が大きくなります。連続したタイヤのたわみによりタイヤが発熱し、最後にはバーストしてしまいます。この現象を「スタンディングウェーブ現象」といいますが、バーストにいたらなくてもセパレーション(はく離)を起こすなどの危険があります。
特に高速道路ではスピードが出ているため、バーストした再にハンドルを取られて反対車線にはみ出してしまう・・・
想像しただけぞっとするような大惨事を引き起こしかねないです。
パンクしたまま車は走れるのか
パンクの判断は、急にずるずると引きずるような異音がしたり、ハンドルが重くなったり、運転中にいつもと違うと感じた場合、タイヤがパンクしている可能性があります。もし違和感を感じたら速やかに安全な場所に停車してください。その際にはあまりブレーキを使わずにエンジンブレーキを使ってください。
そして、最も注意すべきなのは走行中のパンクやバーストです。走行中に突然ハンドルや車体を通じて、異常な振動が伝わってきたり、クルマが真っ直ぐ走らない、コーナリング時にクルマの動きが不安定になる、などの症状が現れた場合は、タイヤのパンクやバーストのサインと考えられます。
パンクした場合はすぐに確認するべきか
パンクをしてしまうと走行不能です。ですので、少しでも違和感を覚えた場合は速やかにハザードを上げながら安全な場所に低速走行で安全な場所に退避してください。運悪く高速道路などでそういう事態が起こった場合は安全な路肩に停車し、安全の確保を優先して下さい。
高速道路は他の車が時速80km/Lで走行していますので、絶対に歩き回らないように!
対向車線へ渡ったりすると非常に危険ですので、やむを得ない場合を除きやめておきましょう。
実際に、車を停めても、車外に出る時やロードサービスの待機中の時、修理中の時などに、高速道路上で「人」がはねられる事故が多発しています。車内が一番安全ですので、なるだけ動かずに車の中で待機するのが良いでしょう。
また、パンクを起こした際や、停車する場合は必ず後続車に合図を送るようにしましょう。具体的には、ハザードランプを点灯させたり、発炎筒を着火させたり、停止表示器材を設置するなどによって停車していることを周りに注意喚起しておくのが良いかと考えられます。
※発煙筒や停止表示器材の設置時には後続車に十分注意しましょう。
まとめ
①タイヤのパンクの種類は2つあり、スローパンクとバースト
特に高速道路ではタイヤにかかる負荷が大きいためバーストが発生しやすい
②タイヤがパンクしたままの走行は危険
パンクした場合はエンジンブレーキを使い、ゆっくりと路肩に停止する
③パンクした場合は走行不能
すみやかにハザード点灯し、後続車にトラブルを知らせる
路肩に車を寄せた後は発炎筒や反射板を使う
④パンクをしてもすぐに確認するべきか
車を停めても、車外に出る時やロードサービスの待機中の時、修理中の時などに、高速道路上で「人」がはねられる事故が多発しています。車内が一番安全ですので、なるだけ動かずに車の中で待機するのが良いです。
タイヤがパンクする前に点検・整備を行っていれば発生率は格段に低くなります。12ヶ月点検や1ヶ月での空気圧点検などでしっかりと整備を行うことをオススメします。また、走行中のふらつきやハンドルがとられるという減少もパンクのサインかもしれません。何か気づいたらすぐに点検を行ってください。