この夏最後の週末ドライブにお薦めの1曲

- 2017/08/23 カンドーミュージック
映画などでご覧になったことのある光景かも知れませんが、欧米の方の多くは、お部屋に沢山の写真を飾っていらっしゃいます。それは自分の写真であったり、ファミリーの写真であったりするのですが、旅行に出る際にはそれをマルっと持って行ったりします。
日本人の私達にはちょっと馴染みの無いことですが、あちらの方々は日常生活そのままを旅行に持って行こうとします。ですから旅行先のホテルの部屋にも、いつもと同じ写真が飾られるのです。
旅に常備するものってありますか。薬とかコンタクトレンズ洗浄液はともかく、カメラや携帯電話も除いて、コイツだけはどこに行くのも一緒、と言うものはありますか?
私には、一緒に旅をして来た“歌”があります。
その曲がリリースされたのは1997年ですから、ちょうど今年で20年になります。はじめはCDで、続いてiPodで、今はiPhoneで、変わらず私と一緒にいます。
もちろん、毎日聴いているわけではありません。でも、常にこの曲が似合う景色を探しているような気がします。旅に出て、見たこともない美しい光景に出会った時、私は改めてこの曲に浸るのです。
曲はBEGINのナンバーです。タイトルもシンプルで【海の唄】。
1997年のリリース時は、シングルCDのカップリングナンバーでメインではありませんでした。
その後もアルバムの1曲として地味な存在ではあるのですが、私には20年一緒に歩いて来た、今や身体の一部とも言える曲になりました。気分の良い時悪い時関係なく、昼夜関係なく、海山街中関係なく、マラソンの練習本番関係なく、ふとした時に口から出るのですから、やはり身体の一部なのでしょう。
バラードですが、曲調はハワイアンに似たモノがあります。それも私の琴線に触れたところだと思います。

このコーナーでもいつ紹介しようかと思っていましたが、やはりこの時期しかないでしょう。
8月最後の週末ドライブには是非この曲を連れて行って下さい。【少年時代】by井上陽水、【真夏の果実】byサザンオールスターズ、【SEASONS】by浜崎あゆみ等々の、夏終わりソングの名曲達の間でも、充分に光り輝く秀逸な1曲です。