エルヴィス没後40周年を迎えてお薦めの曲

- 2017/08/08 カンドーミュージック
44年前の1973年1月15日。テレビでは音楽の歴史を塗り替える番組が放送されました。世界的ロックンロールシンガー、エルヴィス・プレスリーのライヴショーです。しかもそれは日本をはじめ、38の国へ同時生中継と言う、世界初の試みでした。
日本での放送はゴールデンの午後7時から。ライヴを行うハワイ州ホノルル・インターナショナル・センターは深夜0時。深夜にも関わらず満杯の会場。初めて見る生エルヴィス。視聴者数は全世界で15億人に上りました。
エルヴィスは22曲を熱唱。東京の下町でこれを見ていたNobby少年は、あまりのカッコ良さにオープニングから塊となり、瞬きはもちろん、呼吸すらも忘れて釘付けとなりました。
印象的シーンは数々ありますが、最も強く魅かれた曲がエンディングの【Can’t Help Falling In Love (好きにならずにいられない)】。1961年に公開されたエルヴィス主演の映画『BLUE HAWAII』で使用されたナンバーで、シングルとしてリリースされました。
オリジナルは淡々としたバラードですが、その後はコリー・ハート、セリーヌ・ディオン、ストレイ・キャッツなど様々なアーティストにカヴァーされるスタンダードナンバーに成長しました。1993年にはUB40がカヴァーし、世界的なリバイバルヒットとなっています。
エルヴィス本人もこの曲には特別な思い入れがあったようです。生涯に渡って自身のステージのクロージング・ナンバーに必ずこの曲を選曲。これを熱唱してステージを降りるのです。
さて、2017年8月16日はエルヴィスの没後40年です。この機会に是非、エルヴィスの曲をお聴き下さい。全世界へ生中継されたライヴ『Aloha From Hawaii』はDVDでも発売中。全盛とも言われるエルヴィスの円熟したパフォーマンスをご覧下さい。
もちろん、数ある名曲の中で、私の最大のお薦めは【Can’t Help Falling In Love (好きにならずにいられない)】。こちらはCDでお聴き下さい。1961年の映画『BLUE HAWAII』のサントラからどうぞ。
ちなみに1961年は私の生まれた年。私とハワイ、そしてこの曲は深く結びついています。
にしろ私には『あの世に持って行きたいこの世のナンバー・ワン・ソング』ですから。

amazon
https://www.amazon.co.jp/Cant-Help-Falling-Love-Hollywood/dp/B00007JGUT