流星群を見に行く前にお薦めの1曲

- 2017/08/02 カンドーミュージック
夏の風物詩と言えば花火です。最近ではインターネットを活用すれば全国の花火大会を検索することが出来ます。今年も是非お出かけ下さい。夏の風物詩、私にとってはもう1つ。8月には流星群がやって来ます。ペルセウス座流星群です。
ペルセウスとはギリシャ神話に登場する大神ゼウスの子、ペルセウス王子のこと。 古代エチオピア王国のカシオペア妃の娘、アンドロメダ王女が海神ポセイドンの怒りを買い、今にも海獣ティアマトに襲われようとしている時に、天を翔ける白馬ペガススに跨って現れ、退治して来たばかりの女怪メドゥーサの首をティアマトに差し出してを石に変え、見事アンドロメダ王女を助ける神話上の勇者です。
そのペルセウス王子の星座を放射点とするペルセウス座流星群は、毎年8月12日に極大を迎えます。時刻は深夜。13日に時刻が変わった頃から明け方が見頃でしょう。残念ながら今年は月の影響を受けそうですが、灯りの少ない所で、手で月を隠しながらご覧になることをお薦めします。
今回ご紹介するこの曲はおじさん向きです。曲名は【流星】。アーティストは吉田拓郎さん。この曲のファンにもおじさんが多いです。例えば武田鉄矢さん。爆笑問題の太田光さん。
この曲には男が人生を生きる切なさ、哀愁を感じます。人生の半ばを過ぎた男が、ちょっと立ち止まって過去を振り返り、未来を模索する。男の人生観が歌われています。
“刹那”と言う言葉があります。仏教における時間の概念のことで、極めて短い時間を指すのだそうです。天文の世界で考えれば、人間の一生なんて確かにあっと言う間です。それこそ流星のごとくです。
『間違っていたかもしれないけどここまで来ちまったよ。
確かなことなんか何も無かったけど、この仕事が好きだったからね。
いろんなことにつまづいてさ、
やれなかった事や乗り遅れたことも沢山ある。
今が幸せかどうかはわからないけど、不幸ぶるってのは俺らしくない。
まあ、これからも頑張るしかないね。
流星は流れている時が一番綺麗だ。
綺麗に流れて、何も残さずに消えることが俺の望みさ…』。
