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ちんちんでんしゃもあるでよ!レトロを楽しむ電車館(その2)

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市電3000型の3003号車

さあ、名古屋市交通局「レトロでんしゃ館」の中に入ってみましょう。建物にレトロ感がないのはご愛嬌♪なんとなく駅っぽいですね。

名古屋市交通局「レトロでんしゃ館」の中

中に入り、早速目に入ってくるのが「ちんちんでんしゃ」です。
路面電車のことを、ちんちん電車と呼んでいたのをご存知ですか?今でこそ全線廃止になってしまいましたが、1974年までは名古屋市内のあちこちを路面電車が走っていたのだそうです。
にぎわう名古屋の街中を走りまわったであろう路面電車の車両は、外見も内装も超オシャレ!レトロモダンな魅力にあふれています。

市電3000型の3003号車

私が特に魅せられたのが、市電3000型の3003号車。
渋いグリーンとアイボリーのツートンカラーに、ほんの少し丸みを帯びた正面も良い感じです。この当時の電車はヘッドライト(前灯)が1個だったんですね。

内装はと言えば、なんと木製。トンネルを走る地下鉄では可燃性の木材は使えないので、名古屋の電車が地上を走っていた期間だけのインテリア。とても美しいです。

おしゃれ感ただよう3000型野内装

おしゃれ感ただよう3000型ですが、実は第二次世界大戦のさなかに軍需工場への通勤者を大量に運ぶために生産されたのだそう。
たくさんの人の物語を乗せて走ってきたんですね。
2両の車両に見えますが、もともと連結されていて離せないんですって。

(その3)へつづく→

CAR&編集部

カーライフマガジン編集部