『島』に憧れる人は多いと思います。

- 2019/08/17 カンドーミュージック
大島、新島、小笠原、沖縄、石垣島、宮古島、グアム、サイパン、ハワイ、ニュージーランド、オーストラリア…。
こう言った島の名前を聞いて、悪いイメージを持つ人はまずいないでしょう。
常に暖かく、綺麗な海。豊かな自然。都会に暮らしていると、島は憧れの場所です。
東京生まれの私もそんな一人で、
伊豆七島の全島、小笠原、石垣島をはじめ、沖縄エリアの各島を旅し、
ハワイと宮古島に長い期間暮らしましたので、都会に暮らす人の島への憧れは非常に良く理解出来ます。
島には沢山の人が“逃げて”来ます。
都会の生活に疲れ、人間関係に疲れ、満員電車に疲れる。
果たして自分の人生はこれで良いのか。
自分はこんな生活をしたかったのではない。
ここから脱出したい。
自分らしい人生を送りたい。
南の島に行こう。
島に行けば自分の本当の人生が開けるんだ。
実際にこのような想いを持って島に来る方をずいぶん見てきました。
でも、大抵の方はしばらくして、また島から都会の生活に戻って行きます。
それも理解出来ます。何しろ、24時間何でも手に入る都会の生活から、何もない島の生活に変わるのですから。しかも島は狭い世界です。
会う人だって限られます。変化の無い生活の中で、
すぐにまた次の エクスキューズが浮かんで来ます。
自分はもっと広い世界で働きたい。こんな狭い世界では勝負出来ない。
中には上手く生活している人もいます。
その人たちに共通しているのは『ここでこれを成し遂げるのだ』と言う確固たる意志です。
意志の無い人はどこで生活しても同じです。逃げる人はどこで暮らしても逃げるのです。
それぞれの島には島のスタイルがあります。
まあ流儀と言うものはどこで暮らしても存在すると思いますが、限られた島と言う環境の中では、
より強くそのスタイルを感じるのです。
John Cruz【Island Style】
ハワイのアーティスト、ジョン・クルーズが1986年にリリースしたナンバー【Island Style】は、
そんな島のスタイルを優しく歌います。
島には島のスタイルがある。
山から海へと水が流れるように、
風上側から風下側に風が吹くように。
今もハワイ中の人に愛される名曲です。