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夏。ソウルを冷やすクールナンバー。

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アメリカのフリーウェイ15は、ロスアンジェルスからラスヴェガスに向かうドライブルートです。

 

ラスヴェガスへ行くなら、夜は飛行機、昼は車をお薦めします。

 

ラスヴェガス

私は夜のフライトでホノルルからラスヴェガスへ向かったことがあります。

何も見えなかった真っ暗な下界に、突如現れるラスヴェガスの灯りの洪水。

あの幻想的なシーンは夜のフライトでしか体験出来ません。

一見の価値ありです。

 

昼間はロスアンジェルスからラスヴェガスに向かってフリーウェイ15をドライブしましょう。

ヴェガスに向かう比較的オーソドックスなこのルートでは、いかにもアメリカな光景を存分に見ることが出来ます。

荒野、砂漠、岩山、大型トラック、100輌以上を繋いで走る貨物列車。

ヴェガスまでは4時間程の道のりですが、お気に入りの曲を聴きながら視界に広がるアメリカを楽しみましょう。

 

途中、『デュモン・デューンズ』と言う砂漠地帯を通ります。

何も無い、完全なる砂漠です。

ここはおよそ6億年前の地球凍結時代の地層を残す地学的に大変貴重な場所であるのですが、

とにかく砂漠ですから何もありません。

 

 氷室京介【魂を抱いてくれ】

ここで1本のミュージック・ビデオが撮られました。

しかも日本人アーティストの作品です。

ソングタイトルは【魂を抱いてくれ】。氷室京介さんの1995年のナンバーです。

 

曲はバラード。歌詞は優しく、暖かな温もりを感じるストーリーです。

私は2コーラス目の歌詞が好きで、夏になるとこの曲を聴きたくなります。

 

オリジナルのミュージック・ビデオをご覧下さい。

砂漠の中に建造された真っ白く巨大なオブジェ。設営は大変だったと思います。

 

オブジェの中で歌い、誰もいない砂漠の中を1人歩くヒムロック。足跡は彼のものだけ。

 

優しい曲でありながらも、その孤独で、緊張感溢れる彼の姿を見ていると、

1月に阪神・淡路大震災、3月に地下鉄サリン事件、9月には沖縄米兵少女暴行事件、12月にはアメリカン航空965便墜落事故など、未曾有の事件、事故、災害が起こった1995年と言う年の悲哀、悲運、無情さを感じます。

 

優しくもクールな、ヒムロックの魂(ソウル)が込められたナンバーです。

Nobby

Nobby

海と星と音楽を愛するB型乙女座のロマンティスト

東京都中央区日本橋生まれ・育ち。
慶應義塾幼稚舎・慶應義塾普通部・慶應義塾高等学校・慶應義塾大学法学部卒業の完全無欠シティボーイであるがゆえに、
海、星などの自然に憧れるナチュラリスト。

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