【ウィンカー】欧州スタイルの流し目

- 2019/01/30 カンドーカーズ
流し目ウインカーが合法化してから様々なメーカーに取り入れられ、
日本でもやっと浸透してきました。
ちなみ流し目ウィンカーの正式名称は「連鎖式点灯ウインカー」。
連鎖式点灯とは、一列に並んだLEDが流れるように光るもので、
法改正以前まではメインの方向指示器として使用するのは違法であったため、補助的な使用に限られていました。
ただし、どんなものでもいいわけではなく、細かな基準があるので注意!
連鎖式点灯ウインカー
流し目ウィンカーにも様々な基準があります。
・複数の光源が直線状に並んでいること
・車体の内側から外側に流れるように点灯すること
・一連の点灯動作にかかる時間が0.2秒以内であること
・ドアミラーや車体側面の補助ウインカーは連鎖式NGなので要注意!
ウインカーのその他の基準
では、流し目ウィンカーではない通常のウィンカーはどうでしょう。
・点滅回数は、1分間に60回以上、120回以下であること
・作動中であることが、ドライバーに認識できること
・取付け位置は、車両の中心に対して左右対称であること
・ウインカーの色は、発光時にオレンジ色であること
・これは電球とカバーの組み合わせで、オレンジ色になればいいので、
電球が白色+レンズカバーがオレンジでも大丈夫です。
電球がオレンジ+カバーがクリアでも大丈夫です。
・カバーの色には規制がないので、スモークやピンクなどの色への変更も可能です。
・ただし、発光時の色がオレンジで光量が充分である、という基準を満たすことが必要です。
その他の灯火類の基準
ウインカー以外にも、車の灯火類の色には明確な基準があります。
・車幅灯(スモールランプ)・・・白色、淡黄色またはオレンジ色であり、その全てが同一であること
・番号灯(ナンバー灯)・・・白色であること
・尾灯(テールランプ)・・・赤色であること
・制動灯(ブレーキランプ)・・・赤色であり、自動点滅する構造でないこと
・後退灯(バックランプ)・・・白色であること
・後部反射器(反射鏡)・・・赤色であること
最後に
今回解禁によって、連鎖式点灯ウインカーは欧州各国と同様の基準になりました。
自動車メーカーからの要望が大きかったこともあり、基準の見直しが実施されたようです。
これからどんなスタイリッシュな車が誕生するか、楽しみですね。