No Place, No Life

20年と言う年月は、長いようでもあり、短かいような気もします。

確かに20年と言えば、新しく誕生した命が成人するまでですから、
『赤ちゃん〜幼児〜保育〜小学生〜中学生〜高校生〜大学生』と、その成長過程を辿れば長いなぁと感じますが、

『20年前の自分と現在の自分』を考えると、なんかメチャクチャ早かったなぁと感じます。

今からちょうど20年前の1999年に大ヒットした、アメリカのボーイズグループ、
Backstreet Boys の【I Want It That Way】。

1990年代を締め括る曲として、本国アメリカではもちろん、世界25ヶ国で1位を記録しました。

アイドルグループらしい、個性的なそれぞれのキャラクターを持ったメンバー。
そんな彼らが歌う切ないメロディーに解り易い歌詞。
口ずさみやすい簡単な英語が子供達に愛されたのでしょう。

ティーンエイジガールズを中心にあっと言う間に大ヒット。私は未だにカラオケで歌っています。

あれから20年の歳月が流れました。大人になったBackstreet Boys 。

もちろん今も元気に活躍しています。

それどころか、またまた素敵な曲をリリースしています。タイトルは【No Place】。

There ain’t no place, ain’t no place like you.『君のような場所はほかには無いんだ』

こちらも非常に簡単な英語で解り易いラヴソングですが、ミュージック・ビデオはメンバーがそれぞれのファミリーと過ごすアットフォームな演出で構成されています。大人になった彼らが家族と幸せそうに戯れる映像には、タイトルの通り『君のような場所はほかには無いんだ』と言うメッセージが溢れています。

この曲は、ご自身の20年の足跡を振り返りながら聴きましょう。
果たして自分は上手く大人になれているのか、20年前に比べて成長出来ているのか、
今までの人生は恥ずべきものでは無かったか、自分にとっての『君のような場所』は大切に出来ているのか、
幸せに出来ているのか。

自分を振り返り、時には自分を讃え、時には悔やみ、時には自分の不甲斐無さに怒り、
時には涙し、時には自分を奮い立たせながら聴きましょう。

そして、ここから改めて踏み出しましょう。これからの20年に向けて。

『君のような場所はほかには無いんだ』と感謝しながら。