2018年のクリスマスソングは、私のソウル・シンガーから。

- 2018/11/20 カンドーミュージック
11月の第4木曜日。アメリカは『サンクス・ギビング・デー』です。
今年は22日にあたります。
サンクス・ギビング・デー
今からおよそ400年前、イギリスからメイフラワー号に乗ってアメリカに移住した入植者たち。
その年の冬は厳しく、食料の調達は困難を極めます。
救ってくれたのはネイティヴ・アメリカンでした。
翌年の最初の収穫の際に、助けてくれた彼らに、感謝の徴として開いた祝宴がこの祝日の由来です。
アメリカではこの日から日曜日までが4連休。
家族が集う日とされ、学校や仕事のため、実家を離れている子供たちは里帰りします。
クリスマスよりも大切と考えるアメリカ人もいて、
この日を目指してアメリカ中が大移動します。飛行機をはじめ、各交通機関は大混雑です。
ターキーを食べるのが習慣とされ、各スーパーにはターキーの山。
テレビではターキーを焼いた油はそのまま流さないようにと言うCMが流れますが、
翌日は、見事に下水管がターキーの油で詰まります。
翌日の金曜日は『ブラック・フライデー』。
アメリカが最も『安い日』とされ、各デパートメントストアは早朝からオープン。
採算度外視の価格にアメリカ中が活気で満ち溢れます。
サンクス・ギビング・デー直後の土日は、家族揃ってクリスマスの飾り付けします。
この週末からホリデイ・シーズンへ突入です。
エルヴィス・プレスリー【Blue Christmas】
今回はクリスマス・ナンバーです。
私が世界で最も愛するシンガー、エルヴィス・プレスリーの【Blue Christmas】。
1950年代のクラシックで、クリスマスを前に恋人と別れ、
1人で過ごすブルーなクリスマスを歌った切ないナンバーです。
デュエットは一切しなかったエルヴィスですが、
彼の生前のクリスマス・アルバムに女性カントリー・シンガーが歌声を被せ、
『Christmas Duets』と言うアルバムを創りました。
中でも、マルティナ・マクブライドとのデュエットであるこの曲は秀逸。特にビデオは必見です。
伝説的なテレビ・ショウ、1968年の『カムバック・スペシャル』の映像を使用し、エルヴィスのライヴにマルティナが飛び入りするスタイルで制作された極上映像。とにかくセクシーなエルヴィスに憧れます。
この曲を聴きながら、クリスマス・ツリーを出しましょう。