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【オートマチックオイル】交換しなくても大丈夫!?

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エンジンオイルは定期交換が必要な事は既にご存知だと思いますが、
オートマチックオイルの交換の必要性や交換時期はご存知ですか?

交換しなくてもいいよ!とか聞いた事ありませんか?
オートマチックオイルとは何か、交換時期などをお伝えしたいと思います。

オートマチックオイルとは?

ギアを切り替える時の変速ショックを軽減する、オートマチックオイル。

「オートマオイル」「ATF(オートマチック・トランスミッション・フルード)」
「CVTF(コンティニュアスリー・バリアブル・トランスミッション・フルード)」と呼ばれる事もあります。

エンジンのパワーを確実にタイヤに伝える、という大切な働きもあり、
オートマチックオイルの状態が、車の走りに大きな影響を与える。

オートマチックオイルの交換は必要なのか?

オートマチックオイルは「無交換でも大丈夫」だとか、
「10万km毎の交換」だとかメーカーの整備手帳に書かれている車もあります。

少し前ですと、「オートマチックオイルを交換すると壊れる」と言われていた事もある。

エンジンオイルと同じ「オイル」であるオートマチックオイルは、高温や汚れで劣化します。
劣化すれば変速時に「ガクッ」というショックを感じたり、走りが悪くります。

交換時期は使用状況によって異なるが、オートマチックオイル交換は必ず必要です!

どんな使用状況がオートマチックオイルの負担になる?

使用状況でオートマチックオイルの交換時期も変わってきます。
どのような条件下だと負担になるのか。

まとめてみました。

①悪路走行が多い(走行距離の30%以上が未舗装路や雪道、登降坂道など)

②走行距離が多い(乗用車の場合、2万km以上/年)

③短距離や高地での走行が多い(走行距離の30%以上が、8km/回以下の短距離や標高2000m以上の高地)

こうしたシビアコンディション(一般より激しい使用状況)は負担になります。

上記以外にも、高回転での走行や長時間のアイドリング、急発進・急加速、
長時間の渋滞走行などもシビアコンディションにあたります。

普段、買い物や通勤にしか使わなかったり、エアコンを常用しているなど、
シビアコンディションに近い使い方をしている車は案外多いはずです。

このような場合は、年数や走行距離、オイルの状態をみて交換を判断しましょう。

オートマチックオイルの交換時期は?

シビアコンディションに該当する車やそれに準じる場合は、2年又は2万km毎の交換がオススメ。

新車の場合も、初期は部品から金属カスが出てオイルを汚しやすいので、
早めの交換が先々の快適走行長持ちにつながります。

オートマチックオイルの状態はゲージで確認できるので、
エンジンオイル交換時や定期点検時に相談してみましょう。

オートマチックオイルを交換しないとどうなる?

オートマチックオイルが劣化したまま走行を続けると、
スムーズに変速をしない、変速時にショックが大きくなる、などの症状が出ます。

そうなってしまってからだと、オートマチックオイルだけ交換しても直らないことが多いです。

交換が遅れると大がかりな修理、大きな出費に繋がるオートマチックオイル。
定期的に年数や走行距離で交換することが、無駄な出費やトラブル防止につながります。

CAR&編集部

カーライフマガジン編集部