そうだ、和楽器バンド聴こう。

- 2018/11/03 カンドーミュージック
春と秋は、日本人として生まれたアイデンティティを強く意識する季節です。
私がこれまで暮らしたハワイや沖縄県宮古島は、春や秋がなく、
サマーシーズンとウインターシーズンの、いわゆる『二季』です。
いつハワイや宮古島に行っても景色に大した変化はありませんが、
日本は、いつ帰って来てもその季節折々の表情で楽しませてくれます。
そうだ、京都に行こう
春の桜吹雪舞う中や、ちょうど今頃の、赤く萌える木々の中をドライブすれば、
『あ〜日本人に生まれて良かった』と言う陳腐な言葉が飛び出し、『そうだ、京都行こう』となるのです。
CM効果に見事ハメられたのか、春と秋には京都に行きたくなります。
と言って京都を深く語れるほど知識はありませんが、行く度に新たな発見がありますし、
京都らしい風景に出会えば、自分の中にある日本人アイデンティティがピクリと反応します。
例えば嵐山は渡月橋の風景。桂川に架かるこの橋の姿こそ、私の中の京風景です。
和楽器バンド
さて、この秋、京都に旅行される際には是非、このバンドの音をお持ち下さい。
アーティスト名は『和楽器バンド』。その名の通り、和楽器とロックを融合させた新感覚エンターテイメントユニットです。
三味線、箏、尺八、和太鼓などの和楽器に触れるって、現代においてはなかなか無いと思いますし、
残念ながら私の周辺にこの手の楽器を操る人は皆無なのですが、
和楽器バンドにおいては、若く、しかも美男美女のメンバーが、それはそれはカッコ良く、見事な腕前で各楽器を演じます。
フロントガールのヴォーカル、鈴華ゆう子さんに至っては、幼少のみぎりより詩吟を学び、
現在では師範であるとのこと。何故、子供の頃、詩吟に触れたのか。
どうしてその道を進むと決めたのか。個人的には興味あるところですが、その圧巻の歌唱力にはただ惹き込まれるのみです。
『和楽器バンド』は、既にベストアルバムがリリースされていますので、
そこから入門して頂いても良いですし、今月には新しいシングル『細雪』がリリースされます。
彼らのヴィジュアルにも注目して頂きたいので、こちらのミュージック・ビデオは必見です。
『和楽器バンド』。世界規模です。