観てから聴くか、聴いてから観るか

- 2018/10/24 カンドーミュージック
何度も観たくなる映画ってあります。
私にとっての1本は『ウエストサイド物語』。
クラシックな作品です。
元々はブロードウェイのミュージカル。
それが映画化され、私は中学生の時にリバイバル上映で観てからこの映画のファンになりました。
ミュージカルと言う言葉では表現出来ないほど、音楽と演技のコラボが凄いんです。
映画を観た帰り道のレコード店でサウンドトラック盤レコードを購入。後にはCDも。映像関連が発売されてからはVHS、レーザーディスク、DVDと全て購入。これまでに100回は観ています。
戦争映画
戦争映画はあまり観ませんが、スピルバーグ監督の『プライベート・ライアン 』は忘れられません。
ノルマンディー上陸作戦で幕が開くこの映画は、激烈な戦闘シーンがおよそ20分間続きます。
過酷で壮絶な闘いの連続。息つく間もなく、時には目を背けたくほど残酷な描写もあります。
まさに映画史に残る戦闘シーン。スピルバーグが戦争の悲惨さを訴えるため、敢えてリアルに描いた20分だそうです。
初めは興味がなかったのですが、周囲から聴こえて来る高い評価に背中を押され、
読んでみたら瞬読してしまった百田尚樹さんの『永遠の0』。
こちらは岡田准一さん主演で映画化されました。
映画『永遠の0』は、私に新しい出会いを与えてくれました。
それが映画の挿入歌、ONE OK ROCKの【Fight the night】です。
ONE OK ROCK
日本のオルタナティヴロックバンド『ONE OK ROCK』。
バンド名の由来は、バンド結成当初、練習スタジオの使用は、料金が安くなる午前1時だったから。
かつてバンドに明け暮れた私には納得のネーミングです。
全編英語のこの曲には、非常に前向きな歌詞が載っています。
『雨が降っても多くの傷は決して消えはしない。これが戦争の代償。
新たな日を迎えるまで闘い続けるんだ。』
戦後70年を経た今も、時に『プライベート・ライアン』、
時に『永遠の0』など、過去に起きた戦争関連の映画が創られます。
それはすべて、過去に実在した戦争への代償のため、そしてそこから学ぶ、
未来を見据えた世界規模の学習のためにほかなりません。
この曲も、過去から未来への実にポジティブな1曲です。お聴き下さい。