【車のベルト】一つでも切れたら大変です!

- 2018/09/26 カンドーメンテナンス, タイミングベルト
車にはいろんな種類のベルトがあります。
シートベルトはすぐに思いつくベルトですよね。
でも車の内部には、他にも色んな「ベルト」が使われていて、
とっても重要な役割を はたしているんですよ。
【車のベルト】一つでも切れたら大変です!
今回は、
その中でも代表的なファンベルトとタイミングベルトの役割やメンテナンスについてご紹介します。
ベルトは切れると大変です。
基本的には切れる前に交換し、切れた場合に余計な費用がかからないように気をつけたいですよね。
ファンベルト
ファンベルトは、エンジンの回転で発電機や冷却水の循環ポンプを回す役割をしています。
(現在ファンはモーターで回るものがほとんど。昔の名残りでこう呼ぶ)
車を発進する時や加速した時に「キュルキュル~」と異音を聞いた事がないですか??
これは「ベルトの鳴き」と呼ばれる現象で、ベルトの劣化やゆるみによって起こります!
放置しておけば、駆動力の低下はもちろん、ベルト切れの原因となることも!
ベルトが切れると、
オーバーヒートやバッテリー上がり、ハンドルが重くなるなどのトラブルが発生します。
①もしも異音が聞こえたら、すぐにベルトをチェック
②自分でわからなければ整備工場に相談を!
車種によってはクーラーを動かすエアコンベルト、ハンドルを軽くするパワステベルトなどが別にある場合もありますが、
これもファンベルトと同じく切れたら危険、異音がしたらすぐにチェックを!
タイミングベルト
エンジンのバルブ(吸排気の弁)を動かすのがタイミングベルトの役割です。
タイミングベルトが切れて部品同士がぶつかると、最悪の場合はエンジン交換が必要になります!
タイミングベルトは隠れているため、簡単に点検ができません。
従って、走行距離を目安に交換をすることになります。
交換費用もファンベルトに比べると高額です・・・それでも安全走行のためには、切れる前の交換は欠かせないです。
切れてからでは遅いですし、切れてしまうと余計に費用がかかります。
交換基準は車種によって様々、メーカー指定の交換基準の手前での交換がお勧めです。
車種によっては、タイミングベルトではなくタイミングチェーンの車もあります。
チェーンの場合はベルトより長持ち、他のメンテナンスがちゃんとされていれば
交換しなくても半永久的に使える場合があります。
ベルトのメンテナンス
エンジンの回転力を効率良く力を伝えるために、ベルトは常に一定の力で引っ張るように張ってある。
ゴムが伸びたり、弾力が失われると、力を正しく伝達する事ができません。
ベルトの張りが緩んだ時も、同じく伝達力が落ちてしまいます。
ゴムでできているベルトは使っているうちに(使わなくても)劣化するのは当然です!
トラブルの未然防止には、ベルトの定期点検・交換が必要不可欠です。
ひび割れがみつかったら、そろそろベルトの寿命と思って下さい。
「切れてから」では手遅れ、走行距離や年数から判断して、早め早めに交換するしかないのです。
自分でベルト交換する時の注意点
ベルトが複数セットされている場合は、全てのベルトを同時に交換するのが原則です。
ベルトは張り過ぎてもゆるくてもトラブルの原因、適正な張力で!
Vリブドベルトは専用の器具が必要、プロに任せるのが安心です。
ベルトが切れてしまったら、車は走れなくなってしまいます。
それが走行中だったら、事故にもつながりかねません。
ベルトはゴム製ですので時間と共に劣化するのは宿命、早め早めの交換で、
安全ドライブを楽しんで下さい!