【車検に通らない!?】パーツ交換、それって合法ですか?

- 2018/09/24 カンドーメンテナンス, 車整備
「車のパーツを自分好みに取り換えて、自分だけの一台にしたい!」
そんな時、知らず知らずに保安基準に違反してしまうことがあります。
今回は、車のパーツ交換の時に気を付けたい保安基準のご紹介です。
【車検に通らない!?】パーツ交換、それって合法ですか?
よく交換されるパーツをピックアップしました。
基準を満たしていない、もしくは超えている場合は車検に通らない可能性が高くなります!
マフラー
①騒音の規制値をクリアしていること。
②触媒装置(有害な排気ガスを無害化する為の装置)を取り外していないこと。
③地上からマフラーの一番低い所まで(最低地上高)が、保安基準で定められた以上の高さがあること。
ちなみに9㎝以上の高さが必要になります。
ステアリング
①ホーンマークが付いていること
②運転者が簡単で確実に操作できること
③運転者が速度計を見やすいものであること
シート
リクライニング機能が無く、背もたれが倒れないものは車検に通らないケースが
あるので注意(2ドアの車が横転した場合、後部席の乗員の救出がしにくいため)
ホーン
①ミュージックや動物の鳴き声のホーンは違法
②サイレンや鐘の音も緊急車両と紛らわしいので禁止
③音の大きさにもちゃんと規定があるので、大き過ぎたり小さ過ぎたりしないこと
ウインカー
①点滅回数は毎分60回以上、120回以下であること
②色は橙色であること
③明るさは暗過ぎず、規定の数値以上であること
光度(カンデラ)
・ハイビーム時の明るさは、2灯式では1万5千カンデラ以上、4灯式では1万2千カンデラ以上
・最高光度の合計は、22万5千カンデラを超えないこと。
色温度(ケルビン)
・3,500~6,000K(ケルビン)程度。
・色は左右対称でなければいけない。
・白色または淡黄色でなければならず、青みが入っていると車検には不適合。
ちなみに、6,000ケルビン以上、たとえば8,000ケルビンのHIDの場合は、青みが強くなってしまうため車検が通らない場合が多い。
タイヤ
①車体より外へはみ出している物は禁止
②改造ではないが、磨り減ったタイヤも違法なので要注意
③同じく空気圧が適正でないものも違法になる
④タイヤのサイズを変えると違法になる事があるため、これも交換前に確認が必要
ガラス
①フロントガラス及び運転席・助手席の窓ガラスには、決められたもの以外貼ってはならない
②好みのステッカーや、レーダー探知機のアンテナなどは違法になるケースもあるので要注意!
最後に
保安基準に適合していない車両は、車検を通らないばかりか、整備不良車両
として取り締まりの対象になります。
一般的にカー用品店に売られているパーツでも、取り付け方を間違うと要注意!
違反となった場合には6ヶ月以下の懲役、または30万円以下の罰金が科せられます。