恋は、遠い日の花火じゃない

- 2018/07/24 カンドーミュージック
花火の季節です。今年はどこで花火をご覧になりますか?
書店の雑誌コーナーでもこの時期は花火特集をよく見かけます。
それをパラパラとめくりながら、毎年、今年こそはどこかで花火でも観たいなーと思うのですが、
実際には日々の忙しさに追われ、叶うことなく夏は終わって行きます。
大塚愛【プラネタリウム】
花火の曲として思い浮かぶのはこの曲です。
アーティストは大阪出身、2003年にメジャーデビュー、数々のヒットを飛ばし、
人気絶頂の時にご結婚もご出産もされ、復帰後も順調な活躍を続けるシンガーソングライター、
大塚愛さん。
2005年に彼女の10枚目のシングルとしてリリースした名曲が【プラネタリウム】です。
この曲はものすごく切ない曲です。
別れた人、もしくは亡くなった人を想い、夜空の星の中にその人の姿を探す。
哀しみの夜空には綺麗な花火が上がる…。
そもそも花火って切ないものです。
パッと咲いては消えて行く。
子供の頃、花火は単純に楽しめました。
ボーンと上がったら、あー綺麗だなって喜んでいました。
それが大人になって行くうちに、花火を切ないと感じるようになって来ました。
おそらく、過去の出来事や想い出、更には自分の歩んで来た人生を重ねてしまい、感傷的になる自分がいるのでしょう。
大人になるとは、良い想い出と哀しい想い出を積み重ねていくことです。
この曲にはもう一つ、切ないアイテムが登場します。
流れ星です。
夜空に一瞬の輝きを残し、あっと言う間に駆け流れて行く流星。
花火同様の切なさ、儚さを感じます。
ペルセウス座流星群
さて、流星と言えば、今年も夏恒例の流星群、ペルセウス座流星群がやって来ます。
極大(ピーク)は8月12日の夜から明け方にかけて。
今年は月の影響を受けませんから、観測には最適です。
この流星群の良いところは、やって来るのがお盆休みの時期だと言うこと。
帰省されて、星が綺麗に見えるところにいる方も多いでしょう。
お子様のいらっしゃる方は夏休みですから、ちょっとだけ夜更かしをして、
お子様の自由研究のために流星群を観に行きましょう。
花火と流星群。それは夏の風物詩。
この曲も、曲から溢れる切なさも、また夏の風物詩。