参拝は隠れた名曲と供に

- 2018/07/18 カンドーミュージック, 地域, 栃木県
父親B型、母親B型、姉B型、自分B型。
B型はマイペースな人が多いと言われますが、
全員B型の我が家ではマイペースを通り越してそれぞれが自分勝手に生きた挙句、
見事に一家離散となりました。
日光東照宮
数少ない家族旅行の1つに栃木県の日光があります。
私が小学生の頃、家族で日光東照宮を参拝しました。
日光東照宮はご存知、徳川家康公を祀る神社です。
見どころは沢山ありますが、
圧巻は国宝『陽明門』。
この春、長い修復工事が終わり、現在はその素晴らしい姿を全景、観ることが出来ます。
高さ11メートル、幅7メートルの白ベースの門に、陽明門の最大の特徴である様々な彫刻がなんと508体。
その彫刻を1体1体眺めて行けば、日が暮れるまで見ていても飽きないことから、
陽明門は別名『日暮しの門』と言われています。
陽明門をくぐり、正面には御本社。
右手には奥宮に続く道がありますが、ここで国宝『眠り猫』を眺めることが出来ます。

あまりにも有名な彫刻芸術。
左甚五郎作。
牡丹の花に囲まれ、日の光を浴びながら眠る猫は、まさに日光の象徴と言えるでしょう。
御本社に戻り、拝殿でお詣りをします。

拝殿の歴史等を伺った後は、二礼二拍手一礼の作法を指導頂きながら参拝します。
何となく落ち着く気分。
普段の生活ではまず感じることの無い、神様と言う大きな存在。そしてスピリチュアル・パワー。
柴田まゆみ【白いページの中に】
日本ならではの神社仏閣。
そして神様を敬うように寄り添う様々な芸術。
更に神様へと続く緑濃い、静かな参道。その神々しい景色を眺めていると、
1978年の夏にリリースされたある曲が浮かびました。いまから40年前の曲です。
当時、決して大きなヒットには至りませんでしたが、
その後、様々な女性シンガーによってカヴァーされましたから、知る人ぞ知る名曲です。
タイトルは【白いページの中に】。
アーティストは柴田まゆみさん。
彼女はこの曲でデビューし、シングルを発売し、そして事実上の引退をします。
レコード1枚だけを世に送り出して去って行きました。
私が40年忘れられない曲です。
夏の午後、日光東照宮に向かう参道で聴けば、かなり落ち着いた気持ちで参拝出来るのです。