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【定期交換部品】車を永く乗るためのメンテナンス!

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自動車メンテナンス

車検の時、こんな説明を受けた事はありませんか?
「お客様、こちらは定期交換部品ですので、車検ごとの交換をお勧めしています!」

定期交換部品ってそもそも何??

今回は、「定期交換部品」とは何か?なぜ交換が必要か?」をご説明します。

 

定期交換部品とは??

文字通り、「定期的に」「交換が必要な」「部品」のことです。

車にはどのぐらいのパーツがあると思いますか?

実は約3万点もの部品でできています。

部品には金属(=さびやすい)やゴム製品(=硬くなりやすい)が多く使われていますし、
部品をスムーズに動かすための油脂類(=劣化しやすい)も色々あります。

ですから、3万点という部品数がある車にはたくさんの「定期交換部品」があるのです。

 

「定期交換部品」はなぜ交換が必要か!?

車の部品は劣化しやすい材質でできているものが多いです。

走行する事によって劣化する部品もあれば、何もしなくても時間と共に劣化する部品もあります。

走行距離が短いからこそ負担がかかって劣化する部品もあります。

車が新車の時と同じ高い性能を保つためには、部品もある程度のレベルでなければいけません。

そこで耐久限度を超えた部品は交換が必要になります。

他の部品のカゲに隠れている部品は、劣化の具合が確認できません。

目で見える部品も、トラブルが発生する前に交換しておかなければいけません。

そこで部品ごとに交換の目安となる基準が決めてあるのです!

 

「定期交換部品」を交換しないとどうなるか!?

では、部品を劣化したまま交換せずに放置するとどうなるか?

劣化せずに部品を交換しないと、
もともと車が持っている性能を十分に発揮する事ができなくなり、車が故障しやすくなります。

時には交通事故の原因となり、命にかかわる危険も!

有害な排気ガスを発生させれば、大気汚染で地球の環境問題に関わってきます。

 

「定期交換部品」の交換基準は!?

お勧めしている主な定期交換部品の交換基準は次の通りです。

 

エンジンオイル・・・5000km走行または半年ごと

オイルフィルター・・・1万km走行または半年ごと

オートマッチックオイル・・・2万km走行または2年ごと

エアコンフィルター・・・1万km走行または1年ごと

LLC(冷却水)・・・2万km走行または2年ごと

ブレーキオイル・・・2万km走行または2年ごと

バッテリー・・・2万km走行または2年ごと

ワイパーゴム・・・1万km走行または1年ごと

 

※お車の状態や、走行状況によって交換時期が異なる場合があります。
整備工場でお車の状況を確認した上で、部品の交換をお勧めしています。

 

「定期交換部品」は家計に優しい!?

一見「ムダな出費!」に思える定期交換部品ですが、勧められた交換を1回先に延ばすと、その分お得になるのか?

劣化した部品の不具合は、周りの関連部品の不具合を引き起こす可能性があります。

あとから不具合を起こす部品は高価な物が多いです。

例えばエンジンオイルを交換せずに、
エンジンが焼きついてしまった場合はオイル交換の何十倍も費用がかかります!!

定期交換部品のまめな交換で、車はいつも快調に走ってくれます。

あなたの車の寿命は、定期交換部品次第で決まってきます。

 

最後に

重量税に自賠責保険料、ただでさえお金のかかる車検時に更に部品を交換

したくない気持ちはよくわかります。自分で車のメンテナンスをする人や、

計画的に交換計画を立てて管理している人はいいのですが、「車検時くらいしか

車のメンテナンスなんて考えない」と言う人も少なくないのでは?

 

2年先まで見越した先の交換を心がけて下さい。

多くの定期交換部品の工賃は、車検と一緒の作業なら通常よりお安く設定して

ある事が多いんですよ。エンジンオイルのように、
「車検ごと」より短いサイクルの定期交換部品もあるので、お忘れなく!

CAR&編集部

カーライフマガジン編集部