結婚するって本当ですか。

- 2018/06/11 カンドーミュージック
ジューンブライド。6月の花嫁は幸せになれる。
この通説は今も健在なのでしょうか。
ジューンブライドの始まり
ギリシア神話に登場する全能の神ゼウスの奥様であり、結婚を司るヘーラ王妃。
彼女が守護する月が6月であることから、この月に結婚すれば幸せになれる。
それがジューンブライドの始まりだと言う説があったり、
ヨーロッパでは農作業が忙しい3月から5月は結婚が禁止されていたために
『6月になったら結婚しよう』と言う習慣が始まりと言う説があったり、
ヨーロッパは6月が1年中で最も天候が安定することから、
この月に結婚すれば幸福になれると言う説があったり、
ジューンブライドにも諸説あります。
諸説あれど、舞台がヨーロッパだと言うことは間違いないようで、
ヨーロッパに伝わるこの結婚の習慣を日本に、しかも鬱陶しい梅雨の6月に持ち込んだのは、
何とか梅雨の時期にもブライダルを低迷させまいと考えた、あのホテルオークラの幹部なんだそうです。
やはりジューンブライドにも仕掛け人がいました。
湘南乃風【六月の花】
神奈川県湘南を舞台に結成されたグループ『湘南乃風』は今年、15周年のアニヴァーサリーを迎えており、記念シングルのリリース、記念ツアーなどで大忙しです。
そんな15周年シングルの第2弾が今回ご紹介する【六月の花】。
名曲です。
この曲にはストーリーがあります。
15年前、若かった2人は親の反対を押し切りながら結婚し、無我夢中で働き、何とか生きて来ました。
子供も出来た今、あの頃は出来なかった結婚式を挙げよう。
親も呼んで、子供を立会いにして、ウエディングドレスも着て、指環をはめたい、と言う内容です。
湘南乃風に相応しい、不器用な男のナンバーです。
結婚した当時に式を挙げられなかった方々は沢山いらっしゃいます。
私も1度、あるご夫婦の式に列席しました。戦後の昭和。高度経済成長期の日本を駆け抜けて来られたお2人です。
今、60代の後半でいらっしゃると思います。
『式なんか挙げてる時じゃなかったからね』と笑いながら、
そして照れながら、お2人は改めて永遠の愛を誓われました。
この6月にご結婚されるすべての方に…【六月の花】。