夢はいつも この胸の中だけ

- 2018/05/21 カンドーミュージック
先日、私は、自分の仕事のサポートをお願いするため、昔の友人に連絡を取りました。
雑談をしながらランチを取り、食後に私の仕事の話をすれば彼はサポートを快く承諾。
帰り道の私はとても満ち足りた気持ちになり、やはり持つべきものは友、人脈は多いに越したことはない、
と感じた次第です。
思えば、自分が現在、どこでどんな仕事をしようとも、それを助けてくれるのは、過去に自分が体験してきたキャリアと、自分が作ってきた人脈にほかなりません。
言い換えれば、『今の自分を助けてくれるのは過去の自分』 なのです。
時には過去の自分を思い出し、今の自分は、あの頃の夢は叶えているのか、
あの時の自分を裏切ってはいないか、あの頃の自分に恥ずかしくないか、確かめることも必要でしょう。
フラワーカンパニーズ【この胸の中だけ】
実はそんな曲があります。アーティストは名古屋で結成されたロックバンド、フラワーカンパニーズ。
2008年にリリースした彼らの20枚目のシングルが【この胸の中だけ】。

懐かしい気持ちで小学校の校庭に忍び込めば、突如現れたのは30年前の自分です。
彼は大人になった今の自分に問いかけて来ます。『大人って楽しいかい?』『僕の夢はかなえられてる?』
子供時代の自分からの質問に答える今の自分。
やがて小さな彼は『しっかりしてくれよ、いい歳こいて。背中曲がってるぜ、おっさん!』
と活を入れながら闇の中へと消えて行きます。
ドラマや、夢の中のシーンで描かれる、子供時代の自分との対面を、
本当にストレートに、直球で投げて来るフラワーカンパニーズの名曲です。
この曲は、過去を振り向かせてくれるきっかけとなる曲です。
忙しく働く日々の中では、過去を振り向いている余裕はなかなかありません。
昔の写真などを取り出して眺める機会も滅多にありませんし、
また、写真を見ながら昔を回想するそんな姿は誰にも見せたくないし、見られたくもありません。
しかし、私自身、この曲を聴いて昔の自分を思い出しました。未だ叶えていない夢もがあることも確認しました。
そして今、改めて心に決めるのです。
若かったあの頃の自分のためにも、いつかはこの夢叶えてやろう。