正しく知って安全に!車のタイヤの寿命は平均何年ぐらい?

- 2017/06/18 カンドーメンテナンス, タイヤ
タイヤの減りはどこで確認するのか、分からない方も多いかと思います。
車はタイヤが磨り減ると安全運転が出来なくなってしまい、非常に危険です。
そこで今回は、タイヤの交換時期の見分け方を説明したいと思います。
タイヤは劣化します!
タイヤはご存知のようにゴムで出来ています。ゴムは時間が経つと劣化してしまいます。
身近な例で言えば『輪ゴム』。輪ゴムが劣化してボロボロになったのを見たことはありませんか?
タイヤも時間が経つと劣化してひび割れてきます。
タイヤの表面にひび割れが発生したら、そのタイヤは寿命だと思って交換してください。
スリップサインが出るまで大丈夫!!
タイヤの寿命について「スリップサインが出るまで大丈夫」だと思っている人がいます。
それは大きな誤解です。
「スリップサインが出た時点でアウトです。車検にも通りません」
つまり、スリップサインが出る前に交換しなければならないのです。
劣化したタイヤを使った場合の危険性
古いタイヤを履いたまま走行し続けていると、走行中いきなりバースト(破裂)してしまう恐れがあります。
高速道路などでバーストが起こってしまうと、大事故を招きかねない危険な状態になってしまいます。
また、溝の少ないタイヤの場合、雨の日にスリップしやすかったり、制動力が落ちてコーナーがスムーズに曲がれなかったりします。
タイヤの交換時期
・製造日の確認
タイヤの横に4~6桁の数字で記載されています。一般的には3~4年が交換の目安とされています。
・スリップサイン
タイヤの溝がすり減り、残りの溝が1.6mmを切るとスリップサインが現れます。
・ひび割れや傷
タイヤの側面に、しわのように見えるひび割れがないかチェックしましょう。
タイヤ寿命の延ばし方
クルマのほとんどは、エンジンを前に積んでいます。つまりクルマは前の方が重くできています。
その為、前輪のタイヤにかかる負担が大きくなります。
前輪のタイヤにかかる負担が大きいということは、当然前輪のタイヤの方だけが早くすり減ってしまいます。
それを解決する方法が、タイヤローテーションです。
ローテーションをすることで、各タイヤにかかる負担が平均化されて、減り方も均一になってくるのです。
また、急ブレーキ・急発進・急カーブは、タイヤの摩擦が大きくタイヤが減る原因となります。
車庫入れや駐車の時など、車が停まった状態でハンドルをきるとタイヤの角が減ってしまいます。
車が停まった状態でハンドルをきるのではなく、少しでも車が動いた状態でハンドルをきると、タイヤの減りがかなり抑えられます。
まとめ
「タイヤ交換は5年を目安に」ということをよく言いますが、あくまでも”めやす”ですので、条件によってタイヤが減るスピードは変わるので、交換の時期はそれぞれ違います。
「定期的にタイヤの点検」を心がけ、タイヤを交換した方が良い時期を見極めることで安全・安心・快適なカーライフを送りましょう。