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【ファンベルトのお話し】定期点検で切れる前に交換を!

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エンジンルーム

先日私ごとですが、
出勤中にファンベルトが切れてレッカー移動になりました。 

今回は、ファンベルトについてのお話です。

 

そもそもファンベルトとは?

ファンベルトは、エンジンルームにあるゴム製のベルトです。

 

ファンベルト
ファンベルト

 

ファンベルトの名前の由来ですが、
かつては、ラジエーターを冷却するためのファンを回すベルトであったことから、
ファンベルトと呼ばれています。

現在はオルタネーター(発動機・充電器)、ウォーターポンプ(エンジンを冷却する)、
パワーステアリング、エアコンなどを駆動させる役割をしています。

 

ファンベルトが切れるとどうなる?

ウォーターポンプがエンジンを冷却できなくなるので、オーバーヒートしてしまいます。

ファンベルトが切れると発電ができなくなり、ライトやオーディオなどの電気系統が使えなくなり、
バッテリーが上がってしまいます。

 

ファンベルトが切れる事によって起こる症状としては、

エアコンが効かなくなったり、パワステが効かなくなり、ハンドルが重くなります。

万一、高速道路上だったりすると、大事故につながる可能性もあるので要注意です・・・

 

ファンベルトが切れたら、即走行不能??

直ちにその場でエンジンが止まるわけではないですが、そのままは走行してしまうのは絶対にダメです!

 

ファンベルト交換だけなら1万円程度で済みますが、

最悪エンジンの焼き付きが発生し、高額な修理費が必要になることもあります。

 

ファンベルトが切れた場合ですが、
路肩など安全な場所に移動し、ロードサービスやディーラー、整備工場などに連絡しましょう!

 

ファンベルトの交換時期はいつ頃?

ファンベルトが劣化すると、高音で「キュルキュルキュル」という音がするようになります。

 

これが「鳴き」と呼ばれる症状で、ベルトに亀裂や割れが発生している可能性があるので、
直ちに整備工場で点検を受けるましょう!

「鳴き」が発生しなくても、ゴム製品である以上、経年劣化は避けられません。

時期を見て予防整備として交換した方が良いです。

 

交換の目安は、車種や乗り方にもよるが5万kmごとです。

 

ファンベルトは自分で交換できるの?

ファンベルトは車のエンジンにとって重要な役割を担う部品です。

交換後にはベルトの張り調整も必要で、調整が不十分だと「鳴き」が発生することもあります。

よほどの専門知識を持ち合わせていない限り、自分での交換はオススメできません。

車検や12ヶ月点検の際のチェック項目なので、そこで亀裂やワレが見つけられたら、

早めに交換することで、安心して車に乗り続けられます。

 

通勤中でも、お出かけの途中でも、車のトラブルで予定が台無し!なんてイヤですよね。

ファンベルトの不調は早期発見がカギ、そのためにも定期点検は欠かさず受けましょう。

 

CAR&編集部

カーライフマガジン編集部