タイミングベルトの交換をしないと大変なことに・・・

- 2017/12/30 エンジン, エンジンオイル, カンドーメンテナンス, タイミングベルト
快適なドライブを演出してくれる車たち。その原動力であるエンジンが急に止まってしまったら、皆さんどうしますか??
その原因の一つでもある「タイミングベルト」についてをいろいろ調べました。
もしもこの部品に異常があると、エンジン自体に深刻なダメージを負うこともありますので、しっかり覚えてくださいね!
タイミングベルトって何?
そもそもタイミングベルトって何でしょう?
エンジンルームを覗いても見る事の出来ない位置にあります。
エンジンのクランクシャフト(ピストンの往復運動を回転力に変える部品)とカムシャフト(吸気バルブを開閉する部品)を連動させるための重要な部品です。
車種によって樹脂製または金属チェーンが使われており、交換が重要となるのが「樹脂製」です。
万が一走行中にタイミングベルトが切れると、吸気バルブが開閉できなくなりエンジンが停止します。
場合によってはバルブの動くタイミングがずれる事で、シリンダー内でピストンとバルブが干渉してエンジン自体が深刻なダメージを負うことになります。
また、エンジンオイルの劣化によりエンジンの回転部分の潤滑が不十分になると、ベルトに大きな力が掛かってタイミングベルトの傷みを早めたりすることもあります。
いつ交換したら良い?
一般に樹脂製のタイミングベルトを使用している国産車では100,000km程度が交換目安といわれています。
しかし、先ほど述べたように車の使用状況によりもっと早いタイミングで交換が必要となる場合もあります。
また軽自動車では乗用車よりも高回転でエンジンが動いているので、80,000km程でヒビや割れが発生することもあります。
樹脂であれば経年劣化もあるので、目安の距離に達していなくても傷んでいることもあります。
エンジンルームから「キュルキュルッ」といった擦れるような音が出た場合は早急に信頼できる整備工場で確認してください。
年数に関係なく車検時に併せてチェックしてもらうのもオススメです。
エンジン回りのメンテナンス
タイミングベルトの他に、エンジンオイル・冷却水といったエンジンに関係する部分は定期的に整備が必要です。
特に、エンジンオイルは3000㎞から5000㎞に一度は交換してください。
エンジンオイル内に不純物が増え、負荷がかかると大変なことになります!
冷却水もエンジンを冷やす働きをする大切な役割があります。
こちらも、交換しないと不純物がたまり機能しなくなります。
まとめ
タイミングベルトはエンジン横のサイドボックス内に納まっているので目視で確認という訳にもいきません。
切れるとエンジンが止まったり、最悪、エンジン全損なんてことも。
楽しいドライブが悲しい思い出にならないように、オイル交換などのまめな整備と、しっかりした車検で快適で楽しいカーライフを過ごしてくださいね!