雪。空から舞い降りるスピリチュアルパワー。

- 2018/02/14 カンドーミュージック
この冬、北陸地方では記録的な大雪が降り、国道では1000台を超える車が立ち往生、自衛隊が災害派遣され、救出活動が行われると言う大変な出来事がありました。
この時期、雪と共に生活されている方のご苦労は想像を超えるものです。お見舞いと同時に、これ以上のご苦労が無いことを願うばかりです。
雪国での生活
私も現在、生誕以来、最も北のエリアに居住しているため、雪に遭遇するだけでなく、初めての経験も数々あります。
朝、車のドアを開けようと思ったらドアが凍っていて開きにくかったこと。
フロントガラスが全面凍結していたこと。
雪の翌朝、雪の中から自分の車を掘り出したこと。
雪かきの道具が必要なこと。
生活の中に雪と言う事象が入って来たことが初めてです。
毎日勉強です。
新沼謙治【津軽恋女】
さて、雪の楽曲は沢山ありますが、今回はあえて歌謡曲のジャンルから選びました。
アーティストは新沼謙治さん。
1976年のデビューですから、既に40年を超えるベテランシンガーです。
岩手県大船渡市のご出身であることから、言葉の訛りや朴訥な人柄から、ユーモア溢れるキャラクターとしてお馴染みの反面、歌謡曲シンガーの中では珍しく、切れ味鋭いシャープな歌唱力が印象的です。
私がお薦めする曲は、1987年にリリースされた【津軽恋女】。
冬の津軽を舞台にしたこの曲の注目ポイントは何と言ってもサビの歌詞。
降り積もる雪、雪、雪、また雪よ。
津軽には七つの雪が降るとか。
こな、つぶ雪、わた雪、ざらめ雪、
みず雪、かた雪、春待つ凍り雪。
雪にこのような種類があり、更に名前が着いているところは、さすが神道の国、日本。
自然のものすべてに神が宿っている八百万の神の考え方を感じます。
日本には古くから、山の神、海の神、田圃の神、有名になったトイレの神、更には米粒にも神が宿ると考えられて来ました。
おそらくは天から降り下りる雪にも神が宿るでしょう。
自然の中に神が宿ると言う考え方は実はハワイにもあります。
ハワイでは、自然が持つスピリチュアルなパワーを『マナ』と呼んでいます。
冬には雪が降る日本。
人間はこれからも、雪が持つスピリチュアルパワーと仲良くして行きたいですね。