フロントガラスの曇りを早く取りたい!そんな時は「デフ」を活用

- 2018/02/06 カーエアコン, カンドーメンテナンス
冬場、朝車に乗ろうとすると寒さでフロントガラスが凍っていたり、そのせいでフロントガラスの曇りがなかなか取れずにイライラした経験はありませんか?
凍っているのはお湯をかけると取れますが、
いざ運転していると、この曇りのせいで視界が悪く危ないです。
実は、エアコンを上手に使えば曇りを早く取り除けます。
デフロスター・デフォッガー
スターウォーズに出てきそうな名前ですが、この「デフロスター」は冷蔵庫などの霜取り装置として使われていたりします。
自動車のウインドウガラスに氷結した氷や霜を温風で除去する装置です。
一般的にはフロントウインドウを対象にしたものになります。デフォッガーはリアガラスに対してです。
この「デフ」によって曇りを除去する事ができます。
この仕組みですが、ヒーターからの温風をダッシュボード上部のスリットからウインドウガラスに噴出させ氷や霜を融かします。
車ですと「FRONT」「REAR」のスイッチがありますので、それを押す事によってデフロスターを使う事ができます。
扇方の枠に縦に3本のラインが入っているのがデフロスタースイッチです。
長方形の枠に縦に3本のラインが入っているほうがデフォッガースイッチです。
曇る原因とは?
なぜ曇るのか・・・その原因は外との温度差と湿度にあります。
夏場、地上の水分が蒸発し積乱雲のような巨大な雲になりますよね。
空気は暖かいほど多くの水分を含むことができます。
雨の日や冬の日はフロントガラスの表面が冷たくなっていますので、車内の暖かい空気がガラスに触れると、空気の温度が下がります。
温度が下がった空気は、含有できる水分量も同時に下がるので、持ちきれなくなった水分が、ガラス面に放出されます。
水分の飽和水蒸気量がありますので限界を迎えることで放出されます。
この結果、ガラス表面に小さな水滴が付き、曇ってしまうのです。
また、窓がタバコのヤニやほこりで汚れていた場合、綺麗な時よりも、さらに曇りやすくなります。
曇りを取る方法
デフロスターのスイッチをONにして下さい。
さらに車のエアコン(A/C)をONにします。
冬の場合はエアコンOFFで内気循環ばかりを使っていると、外気温との差でガラスが曇りやすくなります。
エアコンをONにした状態で外気導入にすると、除湿効果と湿度の低い外の空気を車内に引き込むため、曇りを素早く取ることができます。
この時、風力は最大にすると、車内の空気を素早く循環させることができます。
まとめ
・ デフロスターはフロントガラス、デフォッガーはリアガラス
・ 自動車のウインドウガラス・リアガラスに氷結した氷や霜を温風で除去する装置です。
・ デフスイッチを入れてエアコン(A/C)をONにし、最大の風力にすると曇りは素早く取り除けます。