牧歌的風景の下で…Kiss Me

- 2018/02/02 カンドーミュージック
時々『牧歌的』と言う表現を耳にしたり目にしたりします。
先日もたまたま観ていた映画の字幕に登場したので調べて見ると、牧歌的とは“牧歌が聞こえてきそうな素朴で叙情的なさま”を現す言葉なのだそうです。
だとしたら、私が今見ているこの光景こそ、牧歌的なんだろうなと思って改めて美しい景色を眺めていたら、ものすごくロマンティックな曲が浮かんで来ました。
Sixpence None the Richerの【Kiss Me】
1999年のヒット曲で、とにかく大好きな曲でした。
アメリカはテキサスで結成されたグループ、Sixpence None the Richerの【Kiss Me】。
やはり自然豊かな光景を舞台にした曲で、優しいメロディーとヴォーカルの甘い歌声、それに何と言っても『Kiss Me」と言うロマンティックな言葉が連呼され、究極的なラヴソングとして世界中で愛されました。

特にFMラジオ局がかけまくったことを覚えています。
日本はもちろん、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなど10カ国以上でラジオ放送回数第1位を記録しました。
Kiss
ところで、どうしてKissってあんなにも人を惹きつけるのでしょうか。
昔読んだ本によりますと、私達の先祖と言われている類人猿の世界では、メスに排卵が近づくと、種の保存の原理からオスに対して赤いお尻を見せてアピールしたそうです。
それが進化の過程でお尻から人間の身体の中のもう1つの赤い部分、唇へと移行したのではないか、と書かれていました。
また別の本では、やはり類人猿が行う行為の中に、愛情を表現する行為として口と口を合わせるものがあり、そこから来ているのではないか、とも記されていました。
確かにチンパンジーの映像などを見ていると、キスをするような行動があります。
反対にキスをしない民族もいるそうです。
オーストラリアの先住民アボリジニ、それからハワイの故郷とも言えるタヒチでは、キスをする習慣は無かったそうです。
さて、ドライブデートをされる方。
寒いですけど、たまには都会を出て、大切な人を自然豊かな牧歌的光景の場所に連れて行ってあげましょう。
美しい風景の中でこの曲をプレゼントすれば、もしかしたらキスのお返しがあるかも知れません。