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日本カーオブザイヤーとインポートカーオブザイヤーって一体何を表彰しているの?

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普段何気なくテレビを見ていて日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞とアピールしている車のCMを見ると「この車は多くの人から認められているスゴイ車なんだなー。」となんとなく思われている方が多いと思います。

では、実際にカーオブザイヤーとはどんな審査基準で何を表彰しているのか皆さんご存知でしょうか。

今回は、そんな日本カーオブザイヤーやインポートカーオブザイヤーについて詳しくご紹介したいと思います。

 

日本カーオブザイヤー・インポートカーオブザイヤーとは

「日本カーオブザイヤー」とは、市販を前提として日本国内で発表される乗用車の中から、年間を通じて最も優秀なクルマを選定して、その開発・製造事業者を称えることにより、一層の性能・品質・安全の向上を促すと共に業界発展と地球環境保護、交通安全に寄与する事を目的としています。

ノミネートされた対象車のなかから上位10車種(「10ベスト」)の選出を行い、最終投票の直前には選考委員によって上位10車種の試乗会が行われます。

最終投票では、各委員は持ち点25点のうち最上位の1車種に10点を投じることが義務付けられていて、残り15点を2位以下の4車種に配分できます。(理論上の最高得点は10点x60名=600点ということになります。)

最も高い得点を得た自動車が「イヤーカー」として受賞する事となります。

 

日本カー・オブ・ザ・イヤーでは、「イヤーカー」の他に「特別賞」が設けられています。
「Most fun賞」「Most Advanced Technology賞」「Best Value賞」などがあります。
大賞である「カー・オブ・ザ・イヤー」と同時に受賞することもあり、特別賞に該当車がない年もあります。

第33回(2013年)からは、「特別賞」の他に「イノベーション部門賞」「エモーショナル部門賞」「スモールモビリティ部門賞」などが設けられています。

価格が高くて性能が良い車ばかり表彰される訳では無く、コストパフォーマンスに優れた軽自動車も表彰される点はとても面白いですね。

 

「インポートカーオブザイヤー」とは、輸入車の中で最高得点の車種に対して称えられる賞となります。

日本国内車と輸入車を別けて授与する理由としては、輸入車は本国よりも遅れて輸入されることが多く、選考対象車のスペックに差が出て不公平であるとの反発が発生したことが大きな要因となっています。

また、輸入車が日本カーオブザイヤーを受賞した場合は、その年のインポートカーオブザイヤはありません。

 

日本カーオブザイヤー・インポートカーオブザイヤーの歴史

「日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、日本のモータリゼーションの発展とコンシューマーへの最新モデルおよび最新技術の周知を目的として、1980年に創設されました。

創設以来「日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、文字どおり日本を代表する“クルマの賞典”として、世界からも高く評価されています。

元々「日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、三栄書房発行の自動車雑誌「モーターファン」で行われていたもので、1970~1979年まで実施されていた「日本における一年間を代表する乗用車」選考の元祖といわれています。

世界からも高く評価されているカーオブザイヤーですが、時にはメーカー側の思惑により意図としていない結果となることもあったようです。

 

1989-90年の第10回受賞は初代セルシオでした。

実はこの年の夏にトヨタは日本の自動車評論家120人を一人あたり120万円の費用をかけてドイツに招待し試乗会を開催しています。当時選考委員であった福野礼一郎さんは、これに参加した上でセルシオに10点を入れた自らの行動を後に回顧し「まったく面目ありません」とコメントしているそうです。

同年、ユーノス・ロードスターによる受賞を目論んだマツダは、カーオブザイヤー選考委員を対象に30台の長期無償貸し出しを実施しました。

これは新車のユーノス・ロードスターを1年間無償で選考委員に貸出し、1年経過時に希望者にはその時点での中古車価格で売却するというものだったそうです。

近年はそういった噂も無く公平な審査が行われているようです。今後とも是非公平な結果となるよう努めて頂きたいです。

 

日本カーオブザイヤー・インポートカーオブザイヤーの歴代受賞車

日本カーオブザイヤー・インポートカーオブザイヤーの歴代受賞車についてご紹介したいと思います。

皆さんが思い入れのある車も受賞されているかもしれません。

是非チェックしてみて下さい。

 

1980年(第1回:1980年-1981年)

カー・オブ・ザ・イヤー:ファミリア(マツダ)

1981年(第2回:1981年-1982年)

カー・オブ・ザ・イヤー:ソアラ(トヨタ)

1982年(第3回:1982年-1983年)

カー・オブ・ザ・イヤー:カペラ/テルスター(マツダ/フォード)

1983年(第4回:1983年-1984年)

カー・オブ・ザ・イヤー:シビック/バラード(ホンダ)

1984年(第5回:1984年-1985年)

カー・オブ・ザ・イヤー:MR2(トヨタ)

1985年(第6回:1985年-1986年)

カー・オブ・ザ・イヤー:アコード/ビガー(ホンダ)

1986年(第7回:1986年-1987年)

カー・オブ・ザ・イヤー:パルサー/エクサ/ラングレー/リベルタビラ(日産)

1987年(第8回:1987年-1988年)

カー・オブ・ザ・イヤー:ギャラン(三菱)

1988年(第9回:1988年-1989年)

カー・オブ・ザ・イヤー:シルビア(日産)

1989年(第10回:1989年-1990年)

カー・オブ・ザ・イヤー:セルシオ(トヨタ)

1990年(第11回:1990年-1991年)

カー・オブ・ザ・イヤー:ディアマンテ/シグマ(三菱)

特別賞:エスティマ(トヨタ)

1991年(第12回:1991年-1992年)

カー・オブ・ザ・イヤー:シビック、シビックフェリオ(ホンダ)

特別賞:パジェロ(三菱)

1992年(第13回:1992年-1993年)

カー・オブ・ザ・イヤー:マーチ(日産)

特別賞:ビッグホーン(いすゞ)

1993年(第14回:1993年-1994年)

カー・オブ・ザ・イヤー:アコード(ホンダ)

特別賞:スープラ(トヨタ)

1994年(第15回:1994年-1995年)

カー・オブ・ザ・イヤー:FTO(三菱)

特別賞:オデッセイ(ホンダ)

1995年(第16回:1995年-1996年)

カー・オブ・ザ・イヤー:シビック、シビックフェリオ(ホンダ)

特別賞:テラノ(日産)

1996年(第17回:1996年-1997年)

カー・オブ・ザ・イヤー:ギャラン/レグナム(三菱)

特別賞:デミオ(マツダ)

1997年(第18回:1997年-1998年)

カー・オブ・ザ・イヤー:プリウス(トヨタ)

特別賞:ビークロス(いすゞ)

1998年(第19回:1998年-1999年)

カー・オブ・ザ・イヤー:アルテッツァ(トヨタ)

特別賞:Z(ホンダ)

1999年(第20回:1999年-2000年)

カー・オブ・ザ・イヤー:ヴィッツ/プラッツ/ファンカーゴ(トヨタ)

特別賞:S2000(ホンダ)

2000年(第21回:2000年-2001年)

カー・オブ・ザ・イヤー:シビック/シビックフェリオ/ストリーム(ホンダ)

特別賞:インプレッサ(スバル)

2001年(第22回:2001年-2002年)

カー・オブ・ザ・イヤー:フィット(ホンダ)

特別賞:エスティマハイブリッド(トヨタ)

2002年(第23回:2002年-2003年)

カー・オブ・ザ・イヤー:アコード/アコードワゴン(ホンダ)

特別賞:フェアレディZ(日産)/7シリーズ(BMW)

2003年(第24回:2003年-2004年)

カー・オブ・ザ・イヤー:レガシィ(スバル)

Most Fun賞:RX-8(マツダ)

Best Value賞:ティアナ(日産)

Most Advanced Technology賞:XJ(ジャガー)

2004年(第25回:2004年-2005年)

カー・オブ・ザ・イヤー:レジェンド(ホンダ)

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:ゴルフ/ゴルフ・トゥーラン(フォルクスワーゲン)

Most Fun賞:1シリーズ(BMW)

Best Value賞:ベリーサ(マツダ)

Most Advanced Technology賞:レジェンド(ホンダ)

2005年(第26回:2005年-2006年)

カー・オブ・ザ・イヤー:ロードスター(マツダ)

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:BMW・3シリーズ(BMW)

Most Fun賞:スイフト(スズキ)

Best Value賞:該当車なし

Most Advanced Technology賞:シビック/ホンダ・シビックハイブリッド(ホンダ)

2006年(第27回:2006年-2007年)

カー・オブ・ザ・イヤー:レクサス・LS460(トヨタ)

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:C6(シトロエン)

Most Fun賞:TTクーペ(アウディ)

Best Value賞:ストリーム(ホンダ)

Most Advanced Technology賞:i(三菱)

2007年(第28回:2007年-2008年)

カー・オブ・ザ・イヤー:フィット(ホンダ)

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:Cクラス セダン(ダイムラー・クライスラー【現:ダイムラー】)

Most Fun賞:ランサーエボリューションX(三菱)

Best Value賞:ミラ(ダイハツ)

Most Advanced Technology賞:ゴルフGT TSI/ゴルフトゥーラン/ゴルフヴァリアント(フォルクスワーゲン)

2008年(第29回:2008年-2009年)

カー・オブ・ザ・イヤー:iQ(トヨタ)

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:C5(シトロエン)

Most Fun賞:エクシーガ(スバル)

Best Value賞:フリード(ホンダ)

Most Advanced Technology賞:GT-R(日産)

2009年(第30回:2009年-2010年)

カー・オブ・ザ・イヤー:プリウス(トヨタ)

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:ゴルフ(フォルクスワーゲン)

Most Fun賞:フェアレディZ(日産)

Best Value賞:レガシィ(スバル)

Most Advanced Technology賞:i-MiEV(三菱)

Best 3rd Decade Car賞:フィット(ホンダ)

2010年(第31回:2010年-2011年)

カー・オブ・ザ・イヤー:CR-Z(ホンダ)

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:ポロ(フォルクスワーゲン)

実行委員会特別賞:RCZ(プジョー)

2011年(第32回:2011年-2012年)

カー・オブ・ザ・イヤー:リーフ(日産)

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:Cクラス(ダイムラー)

実行委員会特別賞:デミオ スカイアクティブ(マツダ)

2012年(第33回:2012年-2013年)

カー・オブ・ザ・イヤー:CX-5(マツダ)

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:3シリーズ(BMW)

実行委員会特別賞:86(トヨタ)/BRZ(スバル)

2013年(第34回:2013年-2014年)

カー・オブ・ザ・イヤー:ゴルフ(フォルクスワーゲン)

特別賞:ムーヴ フロントシートリフト(ダイハツ)

イノベーション部門賞:アウトランダーPHEV(三菱)

エモーショナル部門賞:アテンザ(マツダ)

スモールモビリティ部門賞:スペーシア&スペーシアカスタム(スズキ)/フレアワゴン(マツダ)

2014年(第35回:2014年-2015年)

カー・オブ・ザ・イヤー:デミオ(マツダ)

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:Cクラス(ダイムラー)

イノベーション部門賞:i3(BMW)

スモールモビリティ部門賞:N-WGN(ホンダ)

2015年(第36回:2015年-2016年)

カー・オブ・ザ・イヤー:ロードスター(マツダ)

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:2シリーズ アクティブツアラー/グランツアラー(BMW)

イノベーション部門賞:モデルS P85D(テスラモーターズ)

スモールモビリティ部門賞:アルト/アルトターボRS/アルトラパン(スズキ)

実行委員会特別賞:MIRAI(トヨタ)

2016年(第37回:2016年-2017年)

カー・オブ・ザ・イヤー:インプレッサスポーツ/インプレッサG4(スバル)

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:A4(アウディ)

イノベーション部門賞:セレナ(日産)

エモーショナル部門賞:M2 クーペ(BMW)

スモールモビリティ部門賞:ムーヴキャンバス(ダイハツ)

実行委員会特別賞:NSX(ホンダ)

2017年(第38回:2017年-2018年)

カー・オブ・ザ・イヤー:XC60(ボルボ)

イノベーション部門賞:プリウスPHV(トヨタ)

エモーショナル部門賞:レクサス・LC(トヨタ)

スモールモビリティ部門賞:N-BOX/N-BOXカスタム(ホンダ)

実行委員会特別賞:ハイブリッド車の世界累計販売が1000万台突破(トヨタ)

 

まとめ

日本カーオブザイヤは、日本国内で販売されている車で「コンセプト、デザイン、性能、品質、安全性、環境負荷、コストパフォーマンス等」を総合的に評価して最も優秀であった車種を称えている。

インポートカーオブザイヤーは、上記選考のもと輸入車で最も優秀であった車種を称えたもの。

「イノベーション部門賞」「エモーショナル部門賞」「スモールモビリティ部門賞」など、部門賞もある。

歴代の受賞車は有名な車種が多く見ているだけでもとても面白いですね。今後、車を買う際の参考になれば幸いです。

kazuki_tahara

kazuki_tahara

流行りモノが大好きなマーケッター。 車の知識は薄いですが、分かりやすく伝えれる事をモットーに執筆中です。

流行りモノが大好きなマーケッター。
車の知識は薄いですが、分かりやすく伝えれる事をモットーに執筆中です。