今夜の夜食はレトロ気分で、

夜、小腹が減ったらどうしていますか?
手っ取り早く車の停めやすいコンビニとかファストフード、牛丼チェーンあたりが選択肢でしょうか。
先日、夕食を取ろうと思い、車で目的の店に向かいました。到着してびっくり。お店は無くなっていました。閉店です。
有名中華店『さぶちゃん』
目指していたのは、書店街でお馴染みの、東京は神保町にある有名中華店『さぶちゃん』。
実はあの“半チャンラーメン(ラーメンと1/2炒飯のセット)”を全国的に知らしめたのがこの『さぶちゃん』です。
あれほどの店が閉まるなんて。
閉店と供に、ダブル炭水化物糖質満載メニューの半チャンラーメンも姿を消すのでしょうか。
昭和の時代には、駅前や商店街にはどこにも、個人経営の中華店がありました。『五十番』とか『来々軒』とか。よく、サラリーマンのおじさんが会社帰りに餃子をつまみにビールを飲んでいました。
ああいうお店、どうやら今は“町中華”と言うそうですが、確実に減りました。
厚生労働省の調査によりますと、個人経営の中華店主の平均年齢は50歳代が7割を超えています。
また全体の6割以上が後継者がいないことを最大の悩みとしています。
今も頑張っている町中華店はとても貴重です。
訪れる際には、小島麻由美さんのノスタルジックなサウンドがぴったりです。
小島麻由美『WITH BOOM PAM』
1995年、シングル『結婚相談所』デビューした小島さんは早いもので、キャリアは20年を超えています。
昭和の歌謡曲にブルースやジャズ、ポップスの要素を独特なメロディー。そこに遊ぶような、踊るような感覚で綴られた、小島ワールドと言える歌詞が乗ります。
最新作では、イスラエルのサーフロックバンド『Boom Pam』とコラボレーション。
これが全く違和感なく、それどころか、小島麻由美さんの世界観を更に強化しています。
小島ワールドを堪能するなら、最新作『WITH BOOM PAM』をどうぞ。

ラストトラックの【白い猫(Chat Blanc)】あたりは昭和の香りプンプン。
どうせ中華を食べるなら、実家の近所にあった、なんでだかお尻に銀座って言葉がついていたあの商店街の中にある、
汚いけれど美味かった、あの中華屋まで行っちゃおうかな、ってことになるはずです。