ウィンカーの点滅速度が速かったり、遅かったりするのはなぜ!?

- 2017/11/23 カンドーメンテナンス, 方向指示器
「譲ってくれてありがとう」のサンキューハザードは少し恥ずかしかったり、照れくさかったり。
人間味がある豊かな行動だと思います。
ところで、
左右に曲がる際に使う「ウィンカー」。
ある日を境に高速で点滅し出した経験はないですか。ウィンカーの点滅速度が速いとなんだか落ち着かないですよね。
高速点滅になる原因はちゃんとあります。
1.高速点滅する理由
方向指示器(ウィンカー)ですが、電球の色は「橙」保安基準で定められています。
また、昼間でも30~100m離れていても確認できるものという基準もあります。
ウィンカーの点滅の速さは音で分かります。
「カッチカッチ」という点滅から「カチカチカチ」になると速くなっています。
この速い状態を「ハイフラッシャー」と言います。
また、外でウィンカーを見ていると右だけが速かったり、左だけ速かったりと違和感があります。
では理由ですが、
一番考えられるのは前後左右のどれかの電球切れです。
ウィンカーは消費電力が少なくなると高速になる傾向があります。
一つ電球が切れていると消費電力が弱まり速度が増します。
またLEDに変えた場合でもそのような現象が起こります。
LEDは省電力で点灯できるので、消費電力が弱まるからです。
片方の方向指示器をLEDにして、もう片方は違う場合は点滅が高速になる可能性があります。
2.ウィンカーの点滅速度
方向指示器の点滅速度には規定があります。
毎分60回以上120回以下の一定の周期で点滅するものであるという規定です。
なぜこの回数で決められているのか。
最初の「点滅が速いとなんだか落ち着かない」というところにヒントがあります。
実は、人間の少し緊張した心拍数に合わせて、点滅回数を定めています。
ゆっくり過ぎても危機感がなく、速すぎると焦ってしまいます。
適度に緊張できる点滅に調整されております。
車メーカーは製造段階で、この回数を70~80回にしているみたいです。
この回数が少し緊張した状態の心拍数だと言われております。
3.正しい点滅速度に直す方法
点滅速度を直すには主に電球の交換になります。
LEDに変える場合は、抵抗を付けて消費電力を一緒にしたり、リレーを交換するなどの対処が必要です。
もし分からない場合は近くの整備工場に頼むと引き受けてくれます。
また、最近ではLEDに変えた時に自動で点滅速度を変えてくれるリレーも出ております。
まとめ
・ 点滅速度が速いと感じたら電球が切れている可能性が高い
・ 点滅速度の規定は、毎分60~120回以下
・ LEDに変えた場合に、点滅速度が速まる可能性があるので注意