世界は右側通行が多い!?日本が左側通行の理由

日本の道路を見てみましょう。
車は道路の左側・右側、どちらを走行していますか?
そうですね。左側ですね!
ではでは、なぜ日本は左側通行なのだろう?と疑問に思ったことはないでしょうか?
今回は日本で車が左側通行になった理由についてご説明します。
1.日本の左側通行の諸説
世界では車の右側通行が主流です。その中で、日本は左側通行!どうして?
色々と調査いたしましたが、日本が左側通行になったのには諸説がございました。
有力な説として、「帯刀していた時代からのなごりの説」と「イギリスの真似をした説」の2つがあります。
2.帯刀していた時代からのなごりの説
昔、日本では侍・武士が存在し刀を所持していたのは、皆さんご存知かと思います。
侍同士がすれ違う際に、右側通行をして左腰につけている刀の鞘が当たり喧嘩の原因になっていたそうです。
その為、鞘が当たらないように左側を通行するルールが定着したようです。
江戸時代も終わり外国から自動車が導入されるようになった際に、この侍が左側通行をしていたことがルーツとなり、今日の車が左側を通行するようになったというのが最も有力な説となります。
3.イギリスの真似をした説
日本が左側通行になったのは侍が由来と紹介しましたが、もう一つ有力な由来があります。
それがヨーロッパ イギリスが左側通行だったため、そのまま日本がイギリスの交通ルールを採用するようになったという説です。
世界が産業革命で近代化をする中で、日本はイギリスの制度を模倣して近代化に成功をしました。
イギリスでは元々左側通行をしていたため、そのまま日本の交通ルールも左側通行なったという説があります。
4.世界の左側通行の国一覧
日本以外にもイギリスをはじめ、車の左側通行を取り入れている国があります。
左側通行の国の数は、55か国あり世界の国の割合にして約28%です!
大まかな国の一覧としては、
イギリスおよび一部を除く旧イギリス領(アイルランド・香港など)、一部を除くイギリス連邦加盟国(オーストラリア・ニュージーランド・インド・パキスタン・マレーシア・ブルネイ・シンガポール・ケニア・南アフリカ・キプロス・マルタ・ジャマイカ・ガイアナ・バハマなど)といったイギリスの影響を受けた国や地域が多く、その他で左側通行を採用している国や地域は日本・タイ・インドネシア・スリナム・モザンビーク・東ティモール・マカオなどである。
参照:ウィキペディアhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BE%E9%9D%A2%E4%BA%A4%E9%80%9A
5.世界を右側通行にしたのは、あのナポレオン!?
今日の世界では、車の右側通行が主流となっており、左側通行は少なくなっておりますが、実は以前は左側通行だったんですよ。
ですが車の左側通行という訳ではなく、人や馬・馬車が左側の通行をしていたということです。
左側通行をした理由として、中世以前は物騒で危険な地域が多く存在し、剣や槍などの武器を所持して移動しなくてはいけませんでした。
その為、前方から来る敵を迎え撃つには、利き手である武器を持つ右側に敵を回した方が都合が良く、鈍い左側が敵から遠ざかって安全なので、左側通行が原則であったということです。
しかし、そんな世界の左側通行を一気に右側通行にしたのが!あの!
ナポレオンだったのです!!という説が有力です・・・
ナポレオンが右側通行にしたことで、フランスの占領地全ての国の交通が右側通行になったと言われております。
ですので、当時フランスに占領されなかった国は現在でも左側通行をしているんですね。
ナポレオンが右側通行を取り入れた理由については定かではないですが、
一番有力なのは、ナポレオンが左利きだったというのが有力です。
前述したように右腰にある鞘が邪魔になる事、利き手とは逆を空けて歩く方が安全であったためだと言われています。
まとめ
日本で車が左側通行を取り入れたのは、侍・武士が由来していたってご存知でしたか?
武士が喧嘩しないように左側を歩くようにしたって、面白いですよね。
ですが、それより驚いたのはナポレオンが世界を右側通行にしたって事です!!
すごい影響力ですよね。
世界には左側通行の国と右側通行の国があります。
海外で車を運転する機会は少ないと思いますが、もし運転する際は道路のどちらを通るのかを事前に調べて安全運転を心がけましょう!