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フォグランプとは?使用方法と効果

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フロント部分のヘッドライトの他にあるのが「フォグランプ」。

装備されているけど、一度も点灯したことがない方も多いと思います。

このフォグランプはある条件下で力を発揮します。

フォグランプの付け方ですが、日産HPに分かりやすい説明がありましたので引用します。
※車種によって若干異なる場合があります。

フォグランプ説明書
リーフのフォグランプ点灯方法

日産HPより引用:http://www.nissan.co.jp

 

1.フォグランプとは?

「フォグ」は訳すと「霧」という意味です。ですので、霧や悪天候で視界が悪い時に使用します。補助灯に位置します。

フォグランプは、道路運送車両法では「前部霧灯」と呼ばれる自動車のライトの一種です。

特徴ですが、フォグランプは霧などの悪条件で対向車から気づかれやすくなり、安全性を確保できます。

ヘッドライトとは違う働き方をするライトです。

 

2.フォグランプの効果

霧や雪で特に濃霧や豪雪時に視界の確保が難しい状況下で効果を発揮します。

濃霧の際にヘッドライトを付けハイビームにして走行すると思われがちですが、これは逆効果です。

ヘッドライトはこの時にハイビームで遠くまで見ようとすると、霧の水分に光が乱反射してしまいかえって見えづらくなってしまいます。

ヘッドライトは上下を照らす範囲が広く、左右を照らす範囲は狭いです。

フォグランプはこの左右を照らす部分が広く、光の乱反射を防いで視野を確保できるためです。さらに、左右の視界が取れる分、周りの自動車からも自分の自動車が視認しやすくなるという効果を持っています。

人は地面に反射した光を読み取り視界を確保しています。

濃霧の場合に、ヘッドライトで直線的な光をあてると乱反射して光が散乱するので見にくくなります。

フォグランプは地面に近い部分の左右に広く光を照射するので、反射した光がより地面に近いので、人が読み取りやすくなります。

 

3.フォグランプの色

純正でも白色が多く装備されていますが、黄色も最近多いようです。

一ついけないのが、「赤色」です。車前方に付けるライトは「赤色」が禁止されています。

なぜかというと、ブレーキランプの赤色と混同してしまうためです。

赤色の次に黄色が光の波長が長いため、対向車に視認されやすいです。そのため黄色が使われるようになりました。

フォグランプの技術も上がっているので現在は性能が良くなり、色がついたフォグランプだと距離感が掴みにくくなることから白色が多く使われること多くなっているみたいです。

また、最近はおしゃれ重視で青とかピンクのライトに変えている車もありますが、フォグランプ本来の性能を発揮できないので、やめた方が良いです。

必要以上に明るかったりすると対向車にも迷惑がかかるので注意してください。

 

4.フォグランプの車検基準

色としては、白か黄色が条件になります。

フォグランプの数ですが、4灯ですと車検は通りません。
同時に3灯以上点灯してはいけないルールがあります。ですので2個までです。

 

ケルビン数

ケルビン数とは色温度の事です。

赤色・黄色・白色・青色という順に温度が高くなるにつれて色も変化していきます。

天体でも、赤色よりも青色の方が星の温度が高いですよね。

このケルビン数が6500を超えると車検に通らなくなる可能性がありますので注意です。

ちなみに一般的には6000ケルビンです。

明るさに関しては平成18年以降の車は特に車検の規定はないようです。
※明るさの規定は、平成17年12月31日までの車については1万カンデラ以下、という基準があります。

またケルビン係数が高いからと言って明るいというのは間違えです。ケルビン係数はあくまでも熱量なので、混同しないようにしましょう。

明るさの規定はないですが、「他の交通の妨げにならないこと」という条件があります。

明るすぎるともちろん迷惑になるので、気をつけましょう。

 

フォグランプは通常走行時に点灯していると結構まぶしいです。

対向車もそうですが、前方の車もまぶしいと感じていると思います。

使用条件を把握して節度ある使い方をしましょう。

CAR&編集部

カーライフマガジン編集部