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雨の日の運転。視界不良・夜間は特に注意!

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雨の日

雨の日は気分も晴れない、視界も悪い、運転もしにくい・・・。
車に乗っていると晴れの日以上に気を使い、疲れやストレスもたまってしまいます。

そんな雨の日の運転は特に注意しなければ、事故を起こす危険性があります。

首都高速道路株式会社によると、晴天時より雨天時の方が5倍事故率が上がり、夜になると7倍になると言われています。

 

 雨天時の主な事故原因

注意

雨の日は路面も滑りやすく、視界も悪い。ですので、慎重に運転する必要があります。

雨の日で最も多いのは「スリップ事故」です。
路面が悪く、水たまり等にスピードを出して走行するとスリップしやすいです。
また、カーブで曲がる際にそのまま滑ってしまうというケースもあります。

 

ハイドロプレーニング現象

路面に水たまりが出来ている場所を走行すると、
そのまま滑ってブレーキやハンドルが効かなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起きやすいです。
特にスピードを出す高速道路で起きやすいと言われています。

「ハイドロプレーニング現象」の原理ですが、タイヤと路面の間に水が入り込み、車が水の上を滑る状態になることで発生します。

タイヤが水に浮いているような状態です。

この状態になると、操作が効かないので、回避する手段がありません。

ですので、スピードが減速していくのを自然に待つか、クラクションを鳴らして事故が起こる危険を周りの車に知らせる必要があります。

しかし、とっさにこのような行動ができるのは難しいです。なんせパニックになるからです。

事前に回避する方法としては・・・

① 水たまりを避ける

② 雨天時は速度を抑えて運転する

③ タイヤのチェック

・ ひび割れていないか

・ 空気圧が正常値なのか

・ 溝はあるか

以上が上げられます。

ここ最近の日本各地の天気は突然の大雨が多く、予想ができないことがあります。

普段からタイヤをチェックしておくことをおすすめします。

 

蒸発現象

歩行者・自転車には特に注意しなければいけません!

雨天時の事故は「歩行者の見落とし」による交通事故も多いです。

雨の日は視界が悪く、歩行者や自転車を認識する時間も遅くなります。側道や横断歩道を歩いている歩行者への認識が甘くなるのでかなり注意が必要です。気が付いたらすぐ目の前に・・・というケースもよくあります。

更におそろしい現象があります。

夜間は対向車同士のライトが反射して「蒸発現象」とよばれる、人が消える摩訶不思議な現象が発生しやすいです。

これは、ライトの光が強まることでドライバーの目がまぶしさを感じ、

光があたっている部分にあるものが見えにくくなることが原因です。

特に雨が降っていると、余計に見えにくいです。

「蒸発現象」参考HP 群馬県警
https://www.police.pref.gunma.jp/koutuubu/01kouki/jiko/douro/jouhatu.html

群馬県警のHPにかなり分かりやすい実験が載っておりました。

これを見ると上半身だけ消えているのがわかります。

 

このように、雨の日の運転は多くの危険が潜んでいます。

特に「スリップ事故」「歩行者の見落とし」には注意して安全運転を心がけて下さい。

CAR&編集部

カーライフマガジン編集部