車検でも必須!ヘッドライトの光軸調整とは?

- 2017/10/13 カンドーメンテナンス, カンドーライフ, ヘッドライト, 車検
ヘッドライトは闇夜を照らす重要な部分です。黄ばんで照らす量が少なかったり、
故障でライトが切れていたりすると事故を起こす危険性が高まります。
また、「光軸」はライトの照らす角度を示すものでこれがずれていると、車の進行方向に対して正確に暗がりを照らしてくれません。また、対向車にも迷惑をかけてしまいます。
ですので、車検での光軸調整はかなり重要になります。
1.光軸調整の方法
光軸は走行中などの振動、タイヤの磨耗、サスペンションのヘタリなどでズレるとも言われています。
ですので、普段から長距離を移動したり、毎日車を使う方はズレが発生する確率が高いです。
ヘッドライトの位置がズレてしまうと、運転に支障がでたり、対向車にも迷惑をかける事もあり状況によっては車検に通らない事もあります。
ヘッドライトは、ただ前方を照らしていれば良いというわけでなく、適正な光度や向きが定められています。
というのも、車のヘッドライトの照らしている位置が低いと前方が暗くなり視野が狭くなるので運転しにくいからです。
また、右側や上向きに傾いていると対向車にとって眩しくなり危険を招く原因になります。
傾いていると車検でも合格できない事になっており正規の位置へ調整をする事になります。
2.カットオフライン
ロービームは、正式な名称は「すれ違い用前照灯」です。
対向車や前走車を眩惑しないよう、上方向を照らす光がカットされています。
このカットされた部分と照射部分の境目を「カットオフライン(明瞭境界線)」と呼びます。
このカットオフラインはヘッドライトの地上高よりも下にくるよう調節されているのが正しい状態です。
通常は、1%程度下向きになるように調整されています。例えば、10m前方に行くごとに10cm下に下がる状態です。
しかし、ロービームの光軸がずれ、カットオフラインがヘッドライトの高さより上を向くと、遠くに行くほど高い位置を照らすため、対向車のドライバーの顔を照らしてしまい、眩惑させやすくなってしまいます。
眩惑させないためには、ロービームの光軸を意識することがとても大切なのです。
3.オートレベリング機能
最近はオートレべリング機能が付いてる車があります。
これは自動的に光軸を調整する機能の事です。
オートレベリング機能とは人が乗ったり重い荷物をのせた際、
後ろの車高が下がる時自動的にヘッドライトの角度を調整する機能です。
車のお尻が下がると車の前側が上向きになってしまうので適性に光を照射できず、
ライトの角度を変えて照射位置を適性にしてくれます。
ただしオートレベリング機能付きでも、基準となる光軸からズレていると正確な調整が出来ないので機能を十分に発揮されない事になってしまうケースもあります。
テスターが完備してある整備工場へ持ち込めば、きちんと整備用に光軸を調整する事が出来る様になっています。
