9月22日はカーフリーデー。世界の様々な都市でイベント開催

カーフリーデーという言葉を聞いた事ありますか?
フランスが発祥で活動としては1998年からです。
20年の歴史があります。
この日は車を通して環境を考える日です。
日本も、カーフリーデージャパンを立ち上げ毎年イベントが開催されています。
カーフリーデーとは?
1997年にフランスで行われたランス、ラ・ロッシェルの「車のない日」が発端となっています。
2000年からは欧州委員会のプロジェクトとなり、このカーフリーデーという名称になりました。
カーフリーデーは車がなくとも都市活動に影響がないことや、いつもと違う交通行動をとること、地球環境や都市文化、都市生活の質の問題等を考えるきっかけにしようという意図により実施されています。
例えば、一時的に道路を通行止めにして車の往来を減らしたり、無料シャトルバスや無料で自転車の貸し出しを行うなどです。
カーフリーデーの目的
4つの大きな目的があります。
①大気汚染の問題を認識する。
②人や自転車の空間を優先する
③公共交通を推進し強化する
④地域の資産を再認識する
地方自治体や実施団体の責任者が実施誓約書にサインをして、各国の方針に基づき、自治体、参加・協賛団体が協力をしてイベントを開催します。
モビリティウィークとは?
「ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデー」
9月16日~9月22日の1週間、モビリティウィークが行われます。
日替わりのテーマとして公共交通機関・自転車・生活道路・緑の道等のほか、都市文化、公共空間、健康、安全を考えたテーマが掲げられ、毎日様々な催しが展開されています。
この数年は特に自転車の利用促進が各都市の重要なテーマとなっています。
毎年決められる大テーマに従い日替わりでこれらのキャンペーンを行います。
2016年のテーマは「Smart mobility. Strong economy.(賢い移動。強い経済。)」でした。
このモビリティウィーク内に、カーフリーデーが行われます。
朝から夕方まで、普段は車に占拠されている都心部などの特定地区内から公共交通等を除いて、マイカーを追い出し、自転車、公共交通等とともにもっぱら歩行者のための都市空間の1日をつくりだします。
しかし、日本の歩行者天国とはまったく異なっています。
カーフリーデーでは、マイカーに頼らなくてもモビリティを制約されることなしに都市内を移動できることに気づくように、公共交通の増便(その運賃は通常よりも安いか無料)、シャトル便で連絡される駐車場の確保、相乗りの促進、レンタル自転車などが設置されます。
この実施により、経済活動等通常の都市活動にも影響がないことを確認することも重要です。
そのため、平日の実施を基本としています。
カーフリーデージャパン
ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデーにおける日本での普及、広報、支援を行う拠点組織として、2004年にカーフリーデージャパン(任意団体)として設立されました。
その後、2012年5月に名称変更し、新たに「一般社団法人カーフリーデージャパン」として活動しています。
日本では2000年に、市民団体が東京で取り組んだのが最初です。
日本としてヨーロッパと連動して本格的な活動が始まったのは、2004年(平成16年)からです。
2005年は日本から支援都市として5都市が参加し、横浜が道路を歩行者に開放しました。
その後日本の都市の参加は増加しており、2006年は3都市、2007年は6都市、2015年は10市まで増えております。
参加都市数は全世界で2015年までに1800を超えております。
本来、地方自治体が主体となってすすめる都市交通施策の一環ですが、日本では例外的に市民団体主催でも参加可能となっています。
また、カーフリーデーはモビリティウィークの一部と位置づけられているので平日開催が条件ですが、日本では翌23日の秋分の日に行うことも認めています。
文章参考・引用元:ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデー日本公式サイトhttp://www.cfdjapan.org/index.html#sec1