日本の道路を全部繋げるとどれぐらい!?一般道から高速まで全て!

日本の道路は整備が行き届き、アスファルトの技術も高く丈夫で質が高いです。
その技術は海を越え、海外でも高速道路建設に関わり国際社会に貢献しています。
第二次世界大戦が終了し、GHQによる日本の改革が行われていく中でインフラ整備として道路技術が発展していきました。
マッカーサー道路
東京には「マッカーサー道路」と呼ばれている道路があるのをご存知でしょうか?
〝環状第2号線は第二次世界大戦終戦直後の1946年、戦災復興院が都市計画道路として整備を決定し、当初の計画では、神田佐久間町から赤坂・四ツ谷を経て新橋に至る約9.2km、幅100mの道路としたのが始まりです。
連合国軍総司令部(GHQ)が、虎ノ門の米国大使館と湾岸エリアをつなぐ軍用道路の整備を計画したとされ、「マッカーサー道路」と呼ばれるようになりました。1950年には、道路幅が40mに縮小されました。
その後、新橋~虎ノ門の約1.4km区間は用地取得が難航し、未整備区間となっていましたが、68年を経てようやく完成しました。″
日本道路株式会社HPより引用
http://www.nipponroad.co.jp/employ/recruit02/achievements01
終戦直後の日本を作ってきた「道路」。
高度経済成長でいっきに整備され、それは暮らしを変えてきました。特に物流網。日本の物流網は世界でも高水準です。細かな配送エリアや時間通りに届けてくれるといったのもこの「道路」がなければ実現しません。
日本の道路技術はすごい
日本の道路技術はすごすぎる。まずは、管制の部分。
特に高速道路はリアルタイムでモニター管理し、事故や災害が発生した際に即座に対応できるシステム。そしてニュースやテロップ速報で伝達します。これを24時間体制で行っている。
安全面もすごい。
日本の気候は北から南までさまざま。梅雨もあれば豪雪にある場合も。
高速道路では水はねが少ない高機能な道路を採用したり、水はけがよくなるようにアスファルトも改良したりしている。
水溜りが出来るアスファルトは普通の密粒アスファルトで水を透しません。水はけの良いアスフアルトの歩道は透水性舗装で、車道は排水性舗装と言い、アスファルトは開粒式アスファルトを使います。
雪の日は除雪車が出動したり、豪雪地域では防雪柵設置を行ったりもします。
何よりもすばらしいのが、地震のときの復旧速度だ。
東日本大震災や熊本地震では多くの道路や高速道路が損傷し、孤立状態となったり、移動インフラが大きなダメージを受けた。
その影響で支援物資の配送が遅れたり、人命救助も緊急車両が通れないという事態が発生してしまい多くの犠牲者を出しかねない。
しかし、ある地点では3日後には崩れた道路を整備し、1週間後には通れる道に舗装してしまった。圧倒的なスピードが災害時に多くの人命を救いました。
道路の総延長
そんなすばらしい道路技術と管理体制を持つ日本ですが、果たして全ての道路を繋げるとどれぐらいになるだろうか。
国土交通省が発表した2016年の値によると、
総延長※
高速道路:9,265.8㎞
一般道路:66,031.0㎞
都道府県道:142,561.4㎞
市町村道:1,058,999.2㎞
合計:1,276,857.4㎞
※ 総延長 道路法の規定に基づき指定又は認定された路線の全延長
なんと、全合計は120万㎞です!
これは地球外周30周分に相当します。すごいです。
ちなみに高速道路は日本からドバイぐらいまでの距離です。
ハイウェイ
高速道路といえば「ハイウェイ」
ハイウェイと言えば僕の中では「くるり」です。
くるり12枚目のシングルで、池脇千鶴さんと妻夫木聡さんが主演の映画「ジョゼと虎と魚たち」で流れていました。

8ビートでゆるい繰り返しのリズムが当時のくるりらしい楽曲で、「ハイウェイ」というスピード感がある言葉からは逆をいくゆったりした曲です。
何かを成し遂げた夜や、気分転換のドライブの時にすっと歌詞が入ってきます。
〝僕が旅に出る理由はだいたい百個くらいあって″
〝ひとつめはここじゃどうも息も詰まりそうになった″
サビの〝何かでっかい事してやろう″〝きっとでっかい事してやろう″
この部分がとても好きです。
行き詰っても野望はあるので、少し場所を変えて考えを変えていろいろと試してみる。何かやってやろうと思いながら試行錯誤している。
そして最後
〝飛び出せジョニー気にしないで身ぐるみ全部剥がされちゃいな″
〝やさしさも甘いキスもあとから全部ついてくる″
悩んでもしょうがない。とにかく挑戦してみてぶちあたっていく。結果なんて後からついてくるっていう風に聞こえてなりません。とにかくアウトプットして自分のフィールドを広げていかなきゃ。
日本の道路も試行錯誤を加え、技術革新し、挑戦し続けていったからこそ世界に誇る技術になったと思います。高速道路「ハイウェイ」は海を越えて世界へを繋がっています。