9月10日は車点検の日 整備・点検で安全な車社会を

車はエンジンを動かし、タイヤを転がして走るため使用していくたびに部品が摩耗し劣化していきます。ブレーキも使えば減ります。エンジンオイル、冷却水も定期的に交換しなければエンジンが動かなくなります。整備・点検を怠っていると、車の故障や重大な事故に繋がります。車を所有した瞬間から「責任」が伴います。
9月10日 車点検の日
兵庫県自動車整備振興会(HASPA)が制定しました。「く(9)るまてん(10)けん」の語呂合わせ。自動車整備の大切さをアピールし、交通安全につなげる日です。
普段、定期的に自分で点検するのは意識しないとできないです。時間がなかったり、そんなことを考えなかったり、面倒だったり。この記事を読んでちょっとでも自分の車が気になった方はおすすめのチェック方法があります。
日常点検
国土交通省のHPに「日常点検項目チェックシート」があります。
15項目の点検を日常的に行えるシートになっています。
国土交通省 公式HP http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha/tenkenseibi/tenken/t1/t1-2/
ここから「日常点検項目チェックシート」をpdfでダウンロードできます。
15の点検項目についての詳しい点検方法も一緒にダウンロードできますので、その説明を見ながら行えば安心です。
実際に点検してみました
実際に試してみたところ30分程で全て終わりました。手順は説明を見ながら順番に点検していきます。
★注意点
あくまでも素人目線での点検ですので、「多分大丈夫」という考え方は止めて不安がある場合は整備工場でプロにみてもらいましょう!
★点検箇所
エンジンルーム5項目
① ブレーキ液の量

色が茶色くなってきているので、交換が必要かもと判断しました。
普通自動車ですと交換目安は4年に一度とされています。
② 冷却水の量
液量が上限ラインと下限ラインとの間にあるかチェックします。
見たところ、ラインの間というよりか底の方に冷却水が見えるだけ。これは少ない感じバツに。
水色なのでスーパークーラント。交換目安は4年ぐらいだと思います。
冷却水の役目はエンジンのオーバーヒートを防ぐ効果と、錆防止があります。冷却水が少ないとエンジンを傷つけてしまいます。
③ エンジン・オイルの量


棒の先端にある丸突起の間にオイルが付着していれば適切な量です。さらに色が黒くなっていないかもチェックします。問題なさそうです。
④ バッテリ液の量

ライトを当ててみましたが・・・よくわからない笑。
車を揺らして調べても・・・よくわからない泣
なのでバツにしておきました。この辺が素人感満載です。すいません。
⑤ ウインド・ウォッシャ液の量

覗いてみると全然入っていません。ウォッシャ液も上限ラインまで入っていないとバツです。
クルマの周り4項目
① ランプ類の点灯・点滅


ライトがしっかりつくか、明るさは大丈夫かを目視でみます。
② タイヤの亀裂・損傷の有無

タイヤは溝が1.6㎜いかになっていないかをチェックします。スリップサインがもし出ていた場合は交換が必要です。さらに亀裂や割れがないかもチェック。
③ タイヤの空気圧
タイヤ接地面にたわみがないかをチェック。
専用のメーターで測った方が確実です。
④ タイヤの溝の深さ
1.6㎜以下ですと交換をおすすめします。
運転席6項目
① エンジンのかかり具合・異音
エンジンをかけたときにキュルキュルいわないかチェック。
② ウインド・ウォッシャ液の噴出具合
噴射の角度が低くないかチェック。
③ ワイパーの拭き取り能力
ワイパーゴムが劣化しているとうまく拭き取れません。
ゴムの先端が割れていないかチェックします。
④ ブレーキの踏み残りしろと効き具合
ブレーキを踏んだ時の効き具合と、踏んだ後の反発が弱くないかを見ます。
⑤ 駐車ブレーキの引きしろ(踏みしろ)
⑥ エンジンの低速・加速状態
実際に走行してみて、低速からゆるやかに加速した際に違和感がないかチェック。
今回点検を終えて
実際に行ったらエンジンルームがバツばっかり!!すぐに整備工場に連絡してみてもらいました。特に冷却水はタンクの底の方に冷却水があるのみで驚きました。社用車ですが、いかにメンテナンスしていないかが分かりました。

これでは営業に出ているとき、車のトラブルが発生してしまい、約束の時間に遅れたり、大事な商談に間に合わなかったり・・・考えただけでもぞっとします。

日常点検は初めてでしたが、これからも定期的に行っていこうと思います。