赤い斜め線が入ったナンバープレートを見た事ないですか?

ナンバープレートに赤い斜め線が入っている車を見かけたことが一度はあるかとおもいます。古いナンバーなのか、それともファッションなのか。疑問に思った事はないでしょうか。実はある条件になるとこのナンバープレートにしなければいけないという決まりの下で表示しています。
1.赤い斜線が入ったナンバーの意味
赤い斜線のナンバーが意味するものは『仮ナンバー』と呼ばれ、車検切れなどの車を動かす際に使用するナンバープレートです。
車検の有効期限が切れていたり、ナンバープレートがない車は、運転することができません。その際に使用するのが【仮ナンバー】です。
仮ナンバーですが、全国の市町村役場で借りることができます。借りるには申請が必要になります。その際の手続きですが、
① 自動車臨時運行許可申請書に必要事項を記入
② 自賠責保険証
③ 車検証(または抹消登録証明書や登録事項等証明書)
④ 印鑑
⑤ 運転免許証
⑥ 750円程度の手数料
6点を窓口に提出します。
『仮ナンバー』の使用には、いくつか注意点があります。
①有効期限が最大3日程度
②借りるのは基本的には当日
③申請した経路や目的以外で使うことは認められていない
④借りるには自賠責保険の加入が絶対条件
⑤自賠責保険が切れている場合には仮ナンバーの貸与を受けることはできない
2.赤枠が入ったナンバーの意味
白地の周りに赤い縁取りがあるナンバーもあります。これは「ディーラーナンバー」と呼ばれ、「仮ナンバー」と同じく、車検切れや登録抹消などでナンバープレートのない車を動かす際に使われます。
ただし、「ディーラーナンバー」は自動車販売業や陸送業など、特定の業者しか使うことはできません。また、ナンバーの取得には「回送運行許可」という許可申請が必要です。
まとめ
・ 赤斜線の入ったナンバープレートは仮ナンバーで、車検切れで車を運転する際に発行する。市町村役所で申請をすれば誰でも借りることが可能。
・ 赤枠の入ったナンバープレートはディーラーナンバーと呼ばれ、特定の業者しか取り扱いができない。車検切れの車を移動させる際に使用する。その際には回送運行許可という申請が必要