車検時に交換しなければいけない可能性が高い部品

車検をしたとき、部品交換は必ずと言っていいほど発生します。
車ができている部品は主に金属やゴムです。使用していると擦り減り、摩耗して劣化していきます。そのまま交換しないと整備不良で事故や故障などのトラブルに見舞われてしまいます。
特にエンジンにかかわる部分は、オーバーヒート等の原因になったり、車の寿命にかかわる可能性が高いです。
ですが、毎回全ての部品を取り換えていてはコストもすごいことになってしまいます。
今回は車検時に交換しなければいけない可能性が高い部品をピックアップしました。
交換する可能性が高い部品
1.エンジンオイル
エンジンオイル交換は5000~1万キロが交換の目安とされています。
1年で1万キロが平均的な走行距離なので、車検ごとではなく定期的に交換する方も多いはずです。では、交換を怠るとどうなるのか。
オイルランプが点灯することになります。オイルランプはエンジンオイルが少なくなったり油圧が下がると点灯します。オイルランプが点灯するということは、かなりひどい状態だと思って下さい。エンジンがすでに故障していたりすることもあるのでオイルを交換するだけでは不具合が直らない場合が多くあります。
2.オイルエレメント
オイルエレメントはエンジンオイル用のフィルターです。通常はオイル交換2回に1回エレメント交換を行います。年に1度の交換が目安になるので、エンジンオイルと合わせ車検時に交換する事が多いかと思います。オイルエレメントはオイル内に不純物が混ざらないように遮断するものです。時間が経つにつれて汚れてきますので、定期的な交換が必須です。
3.ブレーキパッド
摩耗するといえばこの箇所です。車検時に交換する可能性が高いです。
ブレーキパッドは新品で10㎜、5㎜以下になると注意が必要で、2㎜以下は危険な上程になります。
4.ラジエーター液(LLC)
2年もしくは4年ごとで交換する可能性が高いです。
ラジエーター液は交換しないと、冷却効果や錆止め効果が薄れてオーバーヒートを起こしてしまう可能性があります。
5.ブレーキオイル
2年から4年が交換時期です。交換をしないと、ブレーキが効きにくくなるのはもちろんですが、ブレーキキャリパーの中や、ホイールシリンダーの中に錆が出ます。
すると、ここからブレーキオイル漏れが発生します。
漏れたブレーキオイルは、周辺の塗装や金属をボロボロにします。ここまでくるとブレーキが効かなくなり、大事故を引き起こす可能性があります。今回上げた部品は一部ですが、交換する可能性が高いものになっています。
おわり
これらの予算と車検代を足した金額以上準備しておけば出費に関する不安も少しは和らぐと思います。
車検は絶対に受けないといけない国で定められたものです。その車検までに距離を乗る人もそうでない人も、みなさん同じ基準で受けます。次の車検までに準備しておけば急な出費ではなくなりますので、計画的に備えていきましょう。