夏の終わりにヒーローを偲んで1曲

- 2017/08/25 カンドーミュージック
この夏はあまり使用しなかった印象が強い殺虫剤。最近は強力になりました。アースのゴキジェットプロとか、フマキラーAダブルジェットプレミアあたりはもう秒殺を通り越して、瞬殺の世界ですしね。イチコロですけれど、幸か不幸か、今年は出番が少なかったですね。
よく考えるとフマキラーってシャープなネーミングです。“フ”はフライ(蠅)のフ。“マ”はマスキート(蚊)のマ。日本語だとモスキートって発音しますが、英語っぽくマスキートって言うところがカッコ良い。フライとマスキートのキラーだからフマキラー。実にクールです。
スティーヴィー・ワンダーの1971年のヒット曲【Never Dreamed You’d Leave In Summer(夏に消えた恋)】
殺虫剤も仕舞われてしまうこの時期、ご紹介するのは夏の終わりの失恋ソングです。あのスティーヴィー・ワンダーの1971年のヒット曲【Never Dreamed You’d Leave In Summer(夏に消えた恋)】。邦題が示すように、夏に君がいなくなるとは思わなかった、と言う痛切なラブソングです。
実はこの曲、2009年に亡くなったマイケル・ジャクソンの追悼式において、スティーヴィー・ワンダー自らが歌いました。ご記憶の方もいらっしゃると思います。しかも『マイケル、君は何故逝ってしまったんだ…。』と歌詞を変えての魂の詠唱でした。
振り返れば、世界は本当に偉大な財産を失くしました。
この夏の世界的な話題は、アメリカ東部のバージニア州シャーロッツビルで起きた白人至上主義者と、それに抗議するグループの衝突事件でした。トランプ大統領の発言も含めて注目を集めました。今も確実に現存する人種差別問題。それに端を発する様々な問題。過激な対立。今回も南北戦争の南軍司令官らの銅像を撤去する行為が行われました。
私はこのような問題が起きる度に思います。マイケルが生きていたらどう思ったろうか。何か変えられたのではないか。自分でも恥ずかしいくらいのマイケル・ジャクソン救世主主義なのですが、この人だけが世界を平和に出来たのではないか、この人だけが世界から戦争を、飢餓を失くすことが出来たのではないだろうかと、今も真剣に思っています。
何故貴方は逝ってしまったのか。今年の夏の終わりに、彼を偲んでこの名曲をどうぞ。
